気付き
重たい内容の連載になりますが、全話読んで頂き、私たちを理解していただき。お気に入りを切らないでほしいです。
なお、これは何回か消えてしまったものを復元したので、変かもしれません。
ご理解ください。
前書き&小説本文の原文暁 代筆名無し
ある日、担当に話し掛けられた。
「大分作品が増えてきましたね」
「そうだな」
「あの、犬司とか涼とか名無しって誰ですか?」
「俺の別人格」
「はぁ?」
「……少し、昔話をしようか」
俺の両親は共働きで、ほとんど家にいなかった。特に小1の頃。
食事はレトルトの物ばっかりだったし、ほとんど何もしてくれなかったし、あれは育児放棄に近かった。
そして、父親はその頃荒れててね。
よく殴られたよ。
今もたまにあるけど、その時は別人格が父親にあとでイタズラして仕返ししたから、結構耐えられる。
その2つの事があって、別人格が生まれたんだろう。
でも、頭ん中で声がしても俺は幻聴だと思い、ほおっていた、10年以上も。
気付いたきっかけはいろいろ。
突然泣くたり、突然笑ったり、突然暴れたり、走行中の車の中突っ込もうとしたり、自分の指噛み千切ったり、自分でも感じる変な行動が目立ったからさ。
気付いたらあとは簡単、中に入って話した。
いろいろと。
最初は4人で今は7人いるよ。
「……そうだったんですか。じゃあ、あの小説を別人格が書いた意味ってなんですか?」
「……彼らの生きている証拠さ」
「?」
「彼らは俺の別人格にしか過ぎない。でも、ちゃんと思考や感情を持って生きているんだ。……しかし、いつかは消えてしまうかもしれない。だから、消える前に生きている…生きていた証拠を残したい。だから書いてもらった。下手くそでもいいって言って」
「そうなんですか…」
「…なぁ。もっと俺の過去を聞いてくれないか?」
7人かきましたけど、今日俺が増えて8人なりました、よろしゅう頼んます。
質問受け付けておるで。気楽にどうぞ。