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“俺しかお前を幸せにする事が出来ないんだよ”と私に言ってきた元カレ。

作者: 七瀬






“俺しかお前を幸せにする事が出来ないんだよ”

と私に言ってきた元カレ。



どの口が、私にそんな事が言えるのよ!

私に隠れて1年間も同じ女性ひとと浮気を繰り返しておいて、

私と別れてから元カレが私に、“復縁したいと言ってきたわ!”

そもそも、アンタの浮気が原因で私と別れたんでしょ?

“”私は何も悪くないじゃない!

全部! そっちが悪いんでしょうが、、、!

なんで私が今更、アンタと復縁しなきゃなんないのよ!

私が元カレに、それまでに溜まっていた不満を撒き散らすと、、、?

元カレは“ニヤッと”笑って私にこう言ったわ!


『俺しかお前を幸せにする事が出来ないんだよ!』

『はぁ!?』




・・・私はその後、呆れてこれ以上! 元カレに何も言えなかった。

何を話しても、自分の都合のいいようにしか解釈しない元カレに、

私が真剣に何を言っても馬鹿らしく感じたからだ!



『“取り合えず、もう私からはアンタに話す事ないから。”』

『ヨリ戻してくれるのか?』

『ないない! アンタは既に論外だし! 彼氏作るなら新しい男性ひと

見つけるわよ!』

『“そう言ってお前は直ぐに強がるだろう、そういうトコロがほっておけ

ないんだよ!』

『“アンタは浮気をするという病気なんでしょ!”』

『はぁ!?』

『一回! 病院で診てもらったら?』

『なんか? 付き合ってる時に戻ったみたいだな。』

『もうこの話はおしまい! キリがないわ!』

『じゃあ、また会いに来るよ。』

『もう私に会いに来ないで! ウザいよ!』

『“言葉とは裏腹に本当は俺の事がまだ好きなくせに、お前は素直じゃ

ないんだな。”』

『キモイ!』

『じゃあな、ベイビー!』

『・・・なにが、ベイビーよ、キモイわね!』





私に隠れて、“同じ女性ひとと何度も浮気を繰り返していた元カレ。”

今更? なんで私なの、、、?

1年も浮気を繰り返していたなら? その女性ひとと付き合えばいい

じゃない!

その事を元カレにも言ったけど、、、?

【俺が今でも好きなのはお前だけだから】の一点張りだった!

私と付き合っている間もその女性ひとと浮気を繰り返しておいて、

“私が好きだから”という理由が本当に通用すると思うの?

【馬鹿過ぎでしょ!】

さすがに、“私もこの元カレにはもう呆れてもう懲り懲りしているわ!”

私に元カレとヨリを戻すという選択など微塵もないのに、、、!





・・・でも? 一つだけ気になってる事があるとすれば?

“元カレはその浮気相手の女性ひとと今、どうなっているのだろう?”

まだ続いているのか? もう別れたのか?

まあ、私にはもう関係ない話だけど。

どこか頭の片隅でその事が気になっている。






 *





『どう? 俺とヨリを戻してくれる気になった?』

『“一つさ、アンタに聞きたい事があるんだけど?”』

『何? 俺でよければ何でも答えるよ。』

『浮気相手のその女性ひととはまだ続いているの?』

『・・・な、なんだよそれ? まだそんな話するのかよ!』

『“私とヨリを戻したいとか言っておいて、その話に触れると

一言も話さない訳?”』

『・・・い、いや、そうだな、全部話すよ!』

『・・・うん。』




・・・彼が言うには?

その女性ひととは私と別れて直ぐに別れたらしいの。

勿論! 私は信用してないが。

それにその女性ひとには、元カレと付き合う前から彼氏が居て、その男性

(ひと)とはいずれ結婚するとも言っていた!

もう結婚してるかもしれないけど。

そう想うと? なんだか元カレが可愛そうにも私は想えてきて。

私は元カレを許してもいいかなと少しづつ思いはじめる!



そんな時、、、。

元カレとその女性ひとが楽しそうにしながら横に並んで歩いている

ところを私は目撃してしまった。




ああ~まんまとまた何も知らない私は、、、?

“元カレを許し、ヨリを戻すところだったわ!”

騙される私も悪いんだなとこの時やっと私にも分かった。

もう二度と! 元カレとヨリを戻そうなんて思わないわ!

もう終わった事なんですもの。

後は勝手にすればいいのよ!

もう知らないんだから、、、!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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