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散文  作者: みけねこ
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フケ症

 地肌ストレス、かさぶたがぽろぽろと剥がれて舞っていることは知っていた。頭が痒くて掻いてしまう癖。自分の家が異常なんだと気づいたあたりからもみあげの辺りを自傷した。気に病むときそのあたりがヒリヒリと感じた。

 栄養失調で乾燥する季節に顎のあたりまで皮膚がホロホロと剥がれたりする。目の周りはくぼんで腫れて赤くただれると顔面は感想でヒリヒリとする。ホコリまみれの中で生活すればなおさらである。そして、そんな時もあったなあって思うのは、私が生きてきた証のようだ。身体の悩みは尽きない。肩こりが治らなくなったのは学生のときに無理しすぎたからだろう。参考書やらをたくさんカバンに詰めてあるき回ったものだ。

 就職のときに行った健康診断でレントゲンの結果、背骨が少し歪んでますねと一言。肩甲骨のちょうど間のところで確かに骨が曲がっていた。その頃から人生が暗くなった気がする。

 話を戻すが、フケ症でパソコンをいじりながら頭をイジる。デスクにフケが落ちていることにあとから気がつく。

 金田一耕助が何かを思い出したり考え事をして頭をかくとフケがボロボロと落ち、誰かがそれを見てぎょっとするわけだが、あれは何か他のインスピレーションを植えつけている。なんだろう。キャラクターのためとも思えない。それは意味を与えていると思う。

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