35 翌朝の出来事
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翌朝。
俺はベッドの上で目を覚ました。
3人は俺に抱き着いてすやすやと眠っている。
俺も含めて、全員裸だ。
服や下着といった余計なものがないおかげで、3人の体温や体の感触がダイレクトに伝わってきて、心地よい。
そして、その感触は昨日の夜のことも思い出させてくる。
昨日、3人と愛しあった時のことを。
前世の記憶を思い出してから12年間、ずっと念願だった初エッチということもあって、すごく興奮してしまった。
俺は気持ちよかったけど、ちゃんと3人を満足させられたかな……。
いちおう俺は前世での知識もあるし、それに3人の弱点もどうされたら喜ぶかも知っている。
だから気持ちよくできたと思うんだけど。
でも、3人ともすごく可愛かった。
あ、やばい……思い出すとまた……。
そんなことを考えていると、
「お客様ー。起きていらっしゃいますかー? 朝食の用意ができましたが、本日はご不要でしょうかー?」
「あっ、はい! 起きてます! 食べます!」
ドアの向こうから宿屋の従業員さんの声がした。
しまった。もうそんな時間か。
「テッサ姉、エリス、マリー様。起きて。朝ご飯ができたって」
俺にくっついてまだ眠ってる3人の体を揺らして起こす。それに合わせて、3人の胸がぷるぷると揺れている。……って、胸を見てる場合じゃない。
「んんっ、もう朝ぁ~?」
「ふあぁ~……おはよ、ユーリ」
「ユーリ様、おはようございますわ……」
3人が体を起こす。
そのはずみで体にかかっていた布団がめくれて、3人の裸体が露わになる。
それを見て、俺はドキッとする。しかも、
「ユーリ、昨日はすっごく気持ちよかったよ」
「アタシも……恥ずかしかったけど、ユーリに初めてをあげられてよかった」
「愛しあうってとても素晴らしいことですわね」
そんなことを言ってくるものだから、俺の体が反応してしまった。
「あら♡ ……ユーリ、朝から元気ね」
「昨日、アタシたちと1回ずつしたってのに……」
「また、したいんですの……?」
「え……」
下半身にはまだかかったままだった布団が盛り上がったのを見て、3人が口々にエッチなことを言ってくる。
正直、ちょっと心が揺れた。
だって、可愛い女の子が、ずっと思ってきた3人が、裸でこんなことを言ってくるんだ。
したくなるのは仕方がないじゃないか。
ゴクリ、と唾を飲む。
「い……いやいやいやしないって! これは男の生理現象というか……ほら、朝ご飯もできてるし!」
だけど、俺はその誘惑を振り切った。
今日はこの後、昨日のことについて騎士団の人に報告をすることになっている。
そしたらすぐ次の目的地へ出発するつもりだ。
一昨日の魔王との対峙で、ゴーシュの呪いスキルの練度が上限突破されたことを知った。
練度が最大の999になったら呪い除けの道具なども効かなくなる。
うかうかしていたらゴーシュの練度が最大になって、テッサ姉の寝取られルートが進行してしまう。
そうなる前に、ゴーシュを倒さなければならない。
今はゴーシュがスキル練度を上げているところだろう。
おそらく練度が上がりきるまでゴーシュは俺たちの前には現れない。
ならば、現れざるを得ないようにするだけだ。
それには、とにもかくにもシナリオを進めること。
ゲームでは俺たちが最初に倒す四天王はゴーシュだ。
転生者がいること、魔王がステータス書き換えの力を得ていることなど、ゲームと違うところがあるから実際にはどうなるかわからないが、何にせよ、それはシナリオを進めていけばわかることだ。
ゲーム通り、ゴーシュが最初に倒されるならそれでいい。
もし本来ならゴーシュがボスとしているべき城に別の四天王が据えられて、ゴーシュはスキルの練度を上げていたとしても、他の四天王を全員倒してしまえば、魔王を守るためにゴーシュは出てくるしかなくなる。
だから、ゴーシュの呪いスキルの練度が上がる前に俺たちはどんどん旅を進めていくしかないのだ。
ここでテッサ姉たちの誘惑に負けてエッチをして、騎士団への報告が遅くなり、またここにもう一泊なんてことになってみろ。
お金も必要以上にかかるし、ゴーシュに猶予を与えることになりかねない。
「今日はこの街の騎士団との約束もあるでしょ? 遅れるわけにはいかないよ」
「それもそっか……」
俺の言葉を聞いて、テッサ姉が残念がる。
「じゃあ、ご飯の前にアタシたち、シャワー浴びてきていい?」
「エリス様、名案ですわ! 昨日はそのまま眠っていまいましたし、ちょっと体がベトベトしてますし……」
「ユーリも浴びる?」
「えっ!? お、俺はいいよ!」
いたずらっぽく聞いてくるテッサ姉。
いっしょにシャワーを浴びるという魅力的な提案に、俺は再び心を揺らされるが、何とか断ることができた。
「なぁんだ、残念。洗いっこしようと思ってたのに」
洗いっこ!?
何だその魅力的すぎる言葉!
いや、ダメだダメだ! ここで誘惑に負けるわけにはいかない!
「じゃあ今はいいから、今夜はいっしょに洗いっこしようね」
「あ、ずるいテッサ姉! アタシもする!」
「わたくしもユーリ様と洗いっこしたいですわ」
俺が反応しないでいると、テッサ姉はさらに攻めてきた。
しかもエリスとマリー様まで乗ってくる。
キラキラとした瞳を向けてくる3人に俺は、
「わ、わかった。今夜ね……」
と返すのが精いっぱいだった。
今からはさすがにまずいけど、夜だったらいいだろう。
「やった! 約束だからね!」
「う、うん……」
テッサ姉の言葉に俺がそう答えて満足したのか、3人はシャワーを浴びるために浴室に行った。
ふぅ……危なかった。
何とか3人の誘惑をやりすごした俺は、硬くそそり立ったままの下半身をどうにか鎮めて身支度を整える。
そうして落ち着いて3人を待っていると、いつかの武器屋の時のように、浴室の方から3人の声が聞こえてくる。
「それにしても昨日はすごかったね。私、すごく幸せだった……2人はどうだった?」
「ちょっと痛かったけど、ようやくユーリと結ばれたんだもの。アタシだって幸せ。ユーリは優しくしてくれたし……まさかテッサ姉やマリー様と一緒にだなんて、思いもしなかったけど」
「エリス様のお気持ち、わかりますわ。わたくしも初めては男性と一対一でやるものだと思っていましたもの。ですが、一緒に初体験をできたのがテッサ様とエリス様でよかったですわ」
「私も私も! 2人に見られてるとか聞かれてるとか思うとちょっと恥ずかしかったけど、でも2人のことも大好きだからみんなで幸せになれてよかった~」
その赤裸々な会話に、聞いているこちらが恥ずかしくなる。
でも、ちゃんと3人を満足させることができたみたいでよかった。
「ねぇねぇ。ところで、まだ誰がユーリの本妻になるか、決めてなかったよね?」
「それは……」
「そうでしたわね」
……ん? 何か流れが変わったぞ?
「じゃあ、ユーリの赤ちゃんを妊娠した子が本妻ってことでどう?」
「妊娠って……テッサ姉、ちょっと早いんじゃ……」
「でも、昨日たっぷり出していただきましたし、もう出来ていてもおかしくはありませんわ」
「ま、マリー様まで!」
「うん! 決まり! ユーリの赤ちゃんを最初に妊娠した人が、ユーリの本妻ね!」
3人の会話を聞き続けて、ふと気づく。
……あれ? もしかして俺、昨日……中に出した…………?
外に出した記憶はない。
もちろん、避妊具を使った記憶もない。
背筋を冷や汗がだらだらと流れていく。
まずいまずいまずい。
もし3人が妊娠しても責任はもちろん取るつもりだけど、今はまずい。
誰かが妊娠したらさすがに旅がどうのとか言ってられないだろう。
ただでさえ魔王を倒す旅の途中だ。
しかもゴーシュの呪いスキルの練度が上がったらテッサ姉を寝取られてしまう。
その前にゴーシュを倒さなければならない。
旅の歩みを止めている時間はないんだ。
だけど、昨日の感じだとこれからもやるよな……。
その際、果たして俺は外に出せるのだろうか。
……。
…………。
………………。
いや無理じゃないか?
だってテッサ姉なんか昨日、俺の腰に脚を巻き付けたりしてたんだよ。抜けないじゃん。
ゲームだったらご都合で妊娠しませんでしたで済ませればいい。
けど、ここは現実なんだ。
ヤればデキるし、デキる時はデキる。
これはアレだ。
避妊が必要だ。
俺は大至急、この世界における避妊の方法を調べようと心に決めるのだった。
この場面、1000文字くらいで軽く終わらせる予定でした。
でも、いちゃいちゃをいっぱい書きたかったので好きなだけ書きました。
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次回は3日後(8/19)の午前7時に更新予定です。
【こぼれ話】
ユーリは真面目なので誘惑に耐えられました。
槍の勇者が彼の仲間に同じことを言われたら普通に初手で誘惑に負けてヤってます。




