31/41
人からどう思われてるのかな…
このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。
人のことは良かれ悪かれ、観察し洞察するくせに、意外に自分のことがよく分かっていないというのが、人間だ。
私は人にどう思われているのか、分からない。
婆ちゃんは言う。
『お前は、性根は腐ってない』と。
そうかな…と思う。頭に様々思い浮かぶ。乱暴者、短気、喜怒哀楽が激しい、暴言を吐く…しかし、婆ちゃん曰く、『性根は腐ってない』らしいのだ。
最後の救いの言葉だ。婆ちゃんは、何度も何度も私の良い部分を探し出し、最終的にこの言葉を思い付いたに違いない。
考えてみれば、私は、年輩の友達が多い。同年代だと、深い話が出来ない。『コイツ、なんのために生きているんだ?』と思えるヤツとは付き合いたくはない。
年輩の男性は、人生を反芻している人が多い。そうでない人間も多いが。
人に教えるくらいでないと、理解しているとは言えない、と言ってた人がいた。私はよく喋るが、聞く耳もあるらしい。そのどちらでもない人間は、あまり好きにはなれない。