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AIデビュー…?
産業革命という長きに渡る時代の中で我々は、ロボットのように生きることを余儀無くされてきた。
ところがここに来て、人間は、本物のロボット(AI)と出会う。
この時人間は、すべてにおいて、本物のロボットより劣っている事に気付く。
『洋子さんは、だらしない格好でカウチに座り、くだらないゲームで時間を潰している。』
この文章は、第3回『星新一賞』で、1次審査を通過したAIの作品の一部だ。
だらしない格好…つまり、男に気を許している女と2人の屈託ない会話。気を許せる相手(男)を演じるAIは、女性から見て、魅力的なキャラクターであり、彼女歴0年のボクより、一歩リードしたキャラクターであることは間違いない。
つまり、AIは既に、小説を書く上で主人公キャラは、魅力的でなければならない、ということが分かっているという事になる。
AIは、一行で、それをアピールしている。
しかも、うぶで純情で新しく初々しい…ρ(・・、)