表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暇つぶしにドラゴン狩ってきます。  作者: c/1-0@斜の廃塔。
知らない世界を見よう。
68/83

第68話:『夜のサイラント』を照らす光は良いスパイスになる。

 遅刻したから、若干飯テロ風味になる予想外の被害が作者に襲い掛かる!▼

 だがサンドウィッチ作成動画見てから寝る事もある作者には効かなかった!▼


=1,903字=

 その日の内に、中継地点として目標にしていた町『サイラント』に着く事ができた。

 あと一時間ほどで日没だったから、良かったよ。

 

 『サイラント』

 東に広がるサイル高山地帯への玄関口である。

 この町、古くは砦として使われていたらしく、町の円周には城壁が設けられ、中央には司令塔だった石造りの塔が立っている。

 故に、まだ開発されていない危険地帯に近いが、危険は余りない。

 ルクメスク王国としても重要な拠点なので人員が豊富なのも理由かもしれない。


 因みにこの町、冒険者の利用が多いからか、深夜でも明かりが煌々と輝き賑やかである。


「と言う訳で、今夜は屋台巡りをしたいと思います!」

「良いのぅ、夜風を浴びながらの酒は旨い。

 今日はユウも飲まんか?」

「……私は遠慮しときます。」


 明日、私たちは一度旅路の足を止めこの町を散策する予定なのでノープログレム、存分に夜更かしだ!



 二泊三日で借りた宿を出、繁華街へと赴く。


 実は、私は普段夜中に出歩くことはない。

 別に危険だからとか、店が閉まっているからとかでもなく、只外出する用事がないだけ。

 王都は昼夜で其処まで何か変わる訳ではないから、昼に行けば良いだけだしね。

 夜しなきゃいけない事がないなら私はその時間を睡眠に当てます。

 フィアちゃんは時々夜中に出歩いてる事があるけど、何やってるか迄は知らない。

 まぁ一人になりたい時もあるんじゃないですかね。


 閑話休題、今は『夜のサイラント』について話をしよう。

 猥談じゃないよ。 

 寧ろこの町は巡回してない非番の兵士がその辺結構居るから治安はいい。

 酒飲んで暴れてたら速攻詰所行き、目の前で連れて行かれてたから間違いない。


「さて、取り敢えず何処か適当に入りますか。」

「此処が丁度3席空いとる、入ろう。」


 暖簾を(クグ)り、窮屈で粗末な小屋の主人に声を掛ける。


「どうも、3人良いですか?」

「いらっしゃい、空いとるよ。」


 1人で飲んでいたおじさんが右に寄ってくれたので、右から私ユウちゃんフィアちゃんの順に座っていく。

 

「ほら、冷やだ。」

「あ、どうも。」


 さて、何頼もうか。

 

「…………ふむ、焼き鳥は欲しいの。」


 フィアちゃんは焼き鳥か。

 確かに焼き鳥は美味しい、タレは味が濃くてツマミには丁度良いし、塩は鳥肉本来の味が出て旨い。

 でも日本酒みたいなのは塩の方が合う気がする。

 と言うか単純に好みは塩です。


「私はこの牛タン、食べてみたいです。」

「ん、牛タンあるんだ。」


 王都では見掛けなかったけど、そうか、こっちの方には食べる習慣があるのか。


「都会では珍しいか?、ウチのは厚切りで旨いぞ。」


 牛タンか、日本で有名なのは仙台かな。

 普通の焼肉店だと薄くスライスした物が多いけど、仙台で食べたヤツは厚切りでこう、歯応えがあって且つ味がしっかりしていて実に良かった。

 ここ数年くらいは食べれてなかったから、純粋に食べたいな。

 薄いのとは別物だからねアレは。


「じゃあ、取り敢えずその2つにしますか。

 焼き鳥はフィアちゃんが好きなの選んで良いよ。

 私はビールを一杯下さい。

 ああ、あとご飯を一人ずつ。」

「あいよ。」


 フィアちゃんは結局、塩とタレ6本ずつ頼んだ。

 あと焼酎頼んでた、結構強いヤツ。

 因みに飲酒に関する法律は無いので特に問題はない。

 それに元々竜人は子供の頃からお酒よく飲むらしいよ。




□□□




 お腹も膨れて夜も更けてきた頃、漸く私たちは宿への帰路に付いた。


「ぬぅ……、飲み過ぎたかぁ……。」


 ユウちゃんに支えられているが、フィアちゃんの足取りが覚束(オボツカ)ない。

 決して強くは無いのに度数の高いお酒が好きと言う、なんとも悲しい現実。


「だから程々にって言ったのに……。」

「まぁコレばっかりは仕方ない、ユウちゃんも飲む年頃になったら判るんじゃない?」

「私は飲みませんよ、他にも飲み物はありますし。」


 それも一理ある。

 だがしかし、酒に代わる飲料などこの世に存在しない事も事実。

 私は余り飲まないし酔いにくい体質だけど、ある程度飲む分には煩い事から逃げられて良いんじゃないですかね。

 絡み酒は勘弁だけど。


「……ユウよ、酒は万能薬なのじゃ、心に効く良い物じゃよ。

 何時の間にやら蓄積したストレスは、度々排出せんと……おおっと。」

「危ないって、フィア。ちゃんと足元見て。」

「おおう、済まぬなぁ……。」


 顔を薄く染めて、頼りないフィアちゃん可愛い。


「……治癒魔法で治す?」


 見かねてユウちゃんが魔法での解毒を提案してる。


「……良い良い、酔ってこそ酒は旨い物、解毒など邪道だしのぅ。

 『飲めるは僥倖、酔えて充足たり』と言ってだのぅ……。」

「その話は前聞いたよ。」

「ん……、そうか、んー……。」


 ……何か寝そうだなフィアちゃん。宿まで意識持つだろうか?


 酒についての話は推測100%なので、其処の所は存分にツッコんで下さい。



1週間後9/20(日)[第69話]投稿予定。

 数学Ⅲ複素数平面先取りしすぎて軽く忘れたので復習してきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ