第50話:冒険者、遂に冒険(一泊二日)に出ることを決意する。
今回はゆっくり書けたなぁ、今5/8の1時ちょっと前だけど。
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私達は食後、冒険者ギルドに来ていた。
明日行く予定の依頼を探す為だ。
「お前のレベルからして、この辺りでどうだ?」
「……コレってどんな奴ですか?」
「一言で言うなら、体長2mの狼だな。基本的に複数で襲ってくるから一人で行くと中々の強敵だ。」
「ああ、あやつか。妾も争った事があるが、連携が巧かったのを覚えておる。」
「あ、フィアちゃんも戦ったことあるのね。」
フィアちゃんの実力が計り知れない。
「でもまぁ戦闘初心者も居るから、こいつは無しだな。」
「じゃあ他に丁度良さそうな相手はいます?」
「うーむ、……こいつはどうだろうか。単体で生息しているから戦いやすい筈だ。」
「……『イノルグ』?」
「こいつは猪の変異種で、体長は3mで平均、確認されている最大は確か6mだ。
但し、猪突猛進な性格で、相手を見ていれば避けるのはそう難しくない。」
「はぁ、初心者には中々の好敵手ですね。」
「そうだな。」
「妾も良いと思うぞ。あやつ、肉は不味いが良い牙が手に入るからのう。」
「イノルグの肉は筋肉質で固いからなぁ。友人曰く調理次第でどうにでもなるらしいが。」
「お主の友人は凄いのう、アレを食べれる様にするのか。」
「調理法が知りたいなら聞いてみればいい、その友人ってのは昼食を食ったあの食堂の店長だからな。」
「ほう、そうなのか、今度行った時にでも聞いてみるとするかのう。」
フィアちゃん料理もできるのか。
私もそこそこ色々できる自信あったんだけど桁が違うね。まさに万能。
「丁度良さそうだし、このイノルグってのの討伐にしましょうか。
ユウちゃんはどう思う?」
「いいと思います、私としても魔法の命中精度はマダマダなので的は大きい方が……いいかな?」
「じゃあ決まりだね。」
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依頼は無事決まった。
依頼内容を確認すると、先ず最低限イノルグを一体討伐し皮を剥ぎ取ってくること。
次に皮の品質や枚数によっては報酬が増えるとのこと。
2体以上倒す気は今の所ないけど、余裕があったら考えようかな。
因みに今回、遠出をする。
流石にこの辺りにはイノルグ程のモンスターは生息していないので、北に赴き一泊を前提とした討伐計画を組んでいる。
移動手段は借用馬車。グーデントさんが借りてくるらしい。
宿泊代と馬車代合わせても報酬額の方が大きい、ハイリスクハイリターンだね。
朝早くに出発するとのことなので今日は早めに寝るつもりだけど、流石にまだ寝るには早いので観光することにした。
因みにグーデントさんは明日の準備があるらしく、一足先に帰った。
本当は私もしなくちゃいけないんだけど、今回だけはグーデントさんが自分の分と一緒にしておいてくれるそう。
後で明日どういう準備が必要なのかも聞いておこうかな、一人で行くこともあるだろうし。
観光と言うことで、街の中心にある城を見に行こうと思ったんだけど、
「あー、ここからは立ち入り制限があるのかぁ。」
「貴族の人限定みたいですね。」
「お城に不審者とかを近づけさせないってのもあるかも。」
「それにしては警備が手薄じゃの、有事の際守りきれるのかのう。」
「『能ある鷹は爪を隠す』ってことじゃないかな。」
「きっとそうですね。」
「良い言葉じゃな、この状態を巧く表しておる。」
言い訳にも使われる諺だけどね。
「そういえば此処のお城って、世界基準で言えば大きい方なのかな、1km離れた此処からでも普通に見えるし。」
「妾の記憶では、3番目位ではないかのう。
全ての城を見たわけではないが、確かエルト帝国の城は此処の優に2倍はあった筈じゃ。」
「此処の2倍、想像もつかないなぁ。」
「権力誇示の為とは言え、無駄な代物じゃと思うがの。」
「確かに、私はお城より小さな一軒家の方が欲しいな、掃除楽だし。」
「王様は掃除しないと思いますよ?」
「はは、そういえばそうだね。」
何であのお城を王様一人で掃除する想像をしたんだ私、そんなの面白すぎじゃないか。
メイド服だったら最高。
一週間後5/15[第51話]投稿予定。
もう少しで不得意な戦闘描写が来るから早く書いておかないと真剣に不味い。




