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第49話:人間には仕事を、冒険者には冒険心を。

 遅れてスミマセン。

 色々あり、PCが使えずVITAのみで書いていたら時間的に無理でした。

 変換どうにかしろよVITAめ。

 まぁ書き貯めしてない私が悪いんですが。


 =1475字=


 短いです、会話多めです。

 翌朝、低血圧なのか目覚めが悪いらしいフィアちゃんを連れて朝食をとり、街に繰り出した。



「さて、昨日言ってたことだけど、何か買いたい物とかはあるかな?」

「あ、あの、私は魔法の本が欲しいです。」

「あーそう言えば、大体出来るようになったって言ってたっけ。」

「はい、だから新しい物が欲しいなって。あ、でも他に買う物があるならいいですよ?」

「本かー、ちょっと高いんだよなぁ。」


 安いのならそこまで負担にはならないけども。


「む、魔法なら妾が教えてもよい。其処らの駄文よりかは上等じゃと思うぞ?」

「おお、魔法なら役に立てるって言ってたのはそういうことだったんだ。

 ユウちゃんも直接人に教えてもらう方がいいんじゃない?」

「はい、そうですね。今持っている本でも、実演してもらった方が判りやすそうな所も色々ありましたし。」

「……じゃあ本は後回しかな。」

「そうですね。」


 私も後で教えてもらおうかな、魔法。

 未だにLight-Ball出来ないし。




□□□

| 




 「こんなに色々妾は要らぬぞ!」と言って買い渋るフィアちゃんを説得しつつ、午前中には今日の買い物予定だった物は全て買うことができた。


 そして今は安定のあの食堂に来て昼食をとっていた。

 今日はグーデントさんも居た。


「……また拾ってきたのか、しかも今度は竜人族。」

「まぁ、流れと言うか使命感と言うか。

 後悔はしてないですよ。」

「金の方は大丈夫なのか?」

「最近ゴブリンの討伐依頼も始めたんで、無駄遣いしなければ、まぁ。」

「しかし、ゴブリンより強力な奴を倒しには行かないのか? お前の能力ならもっと上を目指せるだろ?」

「いやー、正直ゴブリンでもそこそこ怖いんですよね。」

「死と隣り合わせの仕事だ、冒険者の心構えとしてこう言う言葉もある。

 『死せずして、生けるその身に死を刻め。』

 簡単に言えば、死ぬ事があるんだとちゃんと覚えとけよって事だな。」

「油断大敵ですね、精進します。」

「あとな、もう一つ意味があって、それは『死を感じる者こそ、お前が倒すべき相手だ。』と言うものだな。

 些か過激だとは思うが、的は射ている。」

「成程……。」

「恐ろしいのは当たり前、だがそれに打ち勝ってこその冒険者、だろ?」


 確かに、死の危険を感じながらと言うのが、本来の戦闘なのだと思う。

 死にたくないけど、もっと上位の敵を狙った方がいいのかな。



「のう、お主。」

「ん、なに?」

「お主らの会話を聞いておったんじゃがな、そこまで戦闘に自信がないのか?

 もしそうなら妾たちを連れていってはくれぬか?」

「私は魔法で援護します!」

「え……?」


 ユウちゃんやフィアちゃんと……一緒に……戦う?


「……危なくない?」

「妾は実戦も経験済みじゃぞ。」

「私だって役に立ちたいんです!」

「う~ん……。」


 あまり危ないことはしてほしくないんだけどなぁ。

 でも決意は固そうだし、一体どうしたものか。


「……良いんじゃないか?」

「グーデントさん?」

「折角冒険者ギルドに入ったんだ、戦えるって言うんだったらやらせてみればいい。」

「そうは言っても……。」

「用心だけではなく、時には勇気も必要だぞ。」


 むぅ、みんなそこまで言うのか…………、よし。


「じゃあ判った、依頼にはみんなで行こう。」

「うむ、宜しく頼む。」

「頑張ります!」

「連携をしっかりとれるように頑張れよ。」

「なに言ってるんですか、勿論グーデントさんも一緒ですよ。

 あれだけ意見したんですから、付いてきてくれるんですよね?」


 にっこり笑顔で問いかける。


「……お前、時々怖いよな。」

「なんのことでしょう。」


 よっしゃ、パーティ一人確保。

 グーデントさんが居るならいざって時に二人を助けられそうだし。



 一週間引く一日後5/8[第50話]投稿予定。

 遅れないよう頑張ります(なおPCの使用は難しい模様)

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