第41話:背水の陣を敷く窮鼠、もう猫を噛むっきゃない。
危ない、もう少しで一ヶ月放置する所ダッタ…………。
=2017字=
私は今ウキウキした顔だろう。
あの剣買ってそれを今腰に着けてるモンね。
ミーちゃんはこの剣を腰に着けておく為のベルト等をオマケしてくれた。
お兄さんに怒られないかなとか思いつつも貰える物は貰っておこうと言う事で、遠慮する雰囲気を出しつつ受け取った。
まぁ其処まで高い物でもないらしいし、大丈夫でしょう。
て言うかそんな事考えてる場合じゃないんですよね、金銭面的な意味で。
後3000S位しか残ってません。
でもちゃんとお金の枯渇の解消法に当てがあるから買ったんです。
流石にそこの所は考えてます。
そのお金の当てと言うのは……
……まぁ要するにギルドの依頼受けるって事なんですがね。
しかも討伐系の。
討伐系の依頼は最低でも只単に採って来るだけでいい薬草採りのなんと三倍以上の報酬が貰えるって書いてあった。
つまりそれをすれば一日で今までやって来た薬草採り分稼げると言う………。
今迄の苦労は何だったのかと思わなくもないけど。
それ程命を懸ける事は価値のある事なんでしょう。
怖いけど頑張らないとね。
私がこの世界で出来る仕事なんて今はこれ位でしょう。
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宿に帰ってきた。
買ってきた剣を抜いて眺める。
「綺麗ですね………。」
「うん。」
刀身が窓からの光を反射して光り輝いている。
…………買ってよかった。
それじゃあ剣でも見ながら討伐依頼の為にも此処で魔物やモンスターについての説明を読み返しておこう。
そもそもこの世界では魔物とモンスターが区別されているらしい。
まずモンスターの説明。
モンスターは基本的に動物の類。
もし恐竜とかが居たら恐らくモンスターになる。
次に魔物。
魔物はそもそも生物ではないらしい。
魔法生物って言えばいいのかな、身体が魔力で出来ているらしい。
斬っても血は出ないし、倒したら魔力となって拡散し消えていくらしい。
因みにどちらにも属さない生物も居るらしい。
その一例として『一般常識集』に載っていたのがドラゴン。
基本的にはドラゴンはモンスターである。
しかしその内の強力な個体は大量の魔力を吸収して半魔物化する事があるらしい。
そのお陰か強力なドラゴンは、魔物とモンスター両方の特性を持っている為倒す事が難しいのだとか。
まぁ初戦でドラゴンなんて無謀な事しませんし出来ませんけどね!
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あの後明日体調を万全の状態にしたかったので、早めに寝た。
お陰で朝はスッキリ。
その後、朝食を食べてから『雑貨屋ロイスト』に行った。
実は昨日の内にユウちゃんを預かってくれないかと相談しておいたのだ。
流石に護れるかどうかも判らない戦場に連れて行くのは気が引けた。
後、言葉も通じるみたいだし、ユウちゃんとミーちゃんが仲良くなってくれたら私も嬉しいし。
そして今居る所、それは冒険者ギルド。
更に言うなら依頼の貼ってある掲示板の前。
さて、何にしましょうかね。
色々な依頼書を確認する。
その中に1つ丁度良さそうな物を見つけた。
[ゴブリンを取り敢えず倒して!]|F|
ゴブリンといえば子鬼ともいわれる、様々なゲーム上でスライムに並ぶ雑魚キャラ。
コレなら私でもいけるんじゃないでしょうか?
詳細を見る限り討伐数は指定されておらず、倒せば倒すだけ報酬が増える様だ。
取り敢えず受付に行ってゴブリンについて聞いてみよう。
「どうも、お早う御座います。」
「おはようございますっ、フールさん!」
何となく新人さんの所に行く。
「あの、この依頼を受けたいんですけどね、ゴブリンっていう魔物について何か情報が欲しいと思いまして。
何か資料とかないですかね。」
「あーそういう事だったら丁度いい物がありますよ!
ちょっと待ってて下さい!」
彼女はパタパタと足音をたてながら奥に引っ込んだ。
1分程して彼女は帰ってきた。
「ありました! これです、コレには魔物やモンスターとか色々載ってるんできっとゴブリンの事も載ってます!」
「ああ、有り難う御座います。コレって何時まで借りておけますか?」
「一夜だけです!」
一日あったらこの本の内容全部写せるね、はは。
…………微妙に心に来るわコレ。
やってる事ほぼ盗みですし。
まぁ其処はこのギルドで色々依頼受けて精神的にチャラにして貰いましょう。
ヘタレな私に出来る事ならなんでm……おっと危ない。
今回は取り敢えずゴブリンについてだけ調べて資料は新人さんに返した。
依頼から帰ってきたらまた借りますがね。
ゴブリンについて。
体長は1m程。頭に角の生えた人型で、棒や石を持って襲ってきたり、時には冒険者の落とした剣などを持っている事もある。
群れで居る事もあるが、その時は大概ホブゴブリンがリーダーとなっている事が多い。
但し群れの規模は少数では5体、多ければ20体を超す事もある為、討伐の難易度にバラつきが出る。
と言う事らしい。
ゴブリンは魔物なので取り敢えず斬りまくってたら何時か倒せる。
グロテスクに血みどろになる事も無い。
人型である事以外には初心者に優しいご相手。
…………よし、行って来ようかゴブリンの住む森に!
話の繋がり的に4話同時に改稿してるけど未だ半分しか終わってないorz




