第39話:発見とは未来を拓く鍵。使うかはその人次第。
一週間とはいかなかったけど、そこそこ早く書けて良かったです。
あ、後この前言い損ねたけどブックマーク100超えるました!有り難うございます!
……噛んじまった。
=2181字=
私たち二人は、薬草が採れるスターションの森に向け、歩いている所。
最初の頃は、この長い草原をひたすら歩く事に若干の苦痛があったが、今はもう大丈夫。
何故か最近、景色を楽しむ事や、草原で時折見かける小動物を見てほっこり出来る様になって来た。
一体どういう心境の変化なのだろうか。
この草原には様々な動物がいるらしい。
らしい、と言うのは、私が見た動物は前著の通り小動物が大半を占め、且つ大きなものとは出会っていないし数もそれ程多くないから。
因みにソースはグーデントさん…………ではなく新人さん。
薬草採りに行くって言ったら楽しそうに教えてくれた。
あぁそういえば、スターションの森の別名ってのも教えてくれた。
その名も『星の降る森』。
和訳しただけじゃないか。
というかそれが原義なら何で『スターション』にしたし。
『スターの森』でいいじゃないか。
……と思ったけど新人さん楽しそうに話すからなんとも言えなかった。
後、もう一つ地名を知る事が出来た。
それは、この王都の周囲にある広大な草原の名前。
『オリシム平原』だそうです。
因みにこの平原、相当広大なのだそう。
所々に森があったりはするが、一番近い山へ行くにも馬を使って数日は掛かるそう。
しかも休憩なしで走り続けた場合の話だったりする。
首都の防衛面では見通しが利いていいのかな?
あの巨大な防壁からなら相当遠くまで見えると思う。
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そして目的地『星が降る森』に着いた。
私達は何時も通り、薬草を採る為に森の中へ入っていく。
この薬草についても、新たな発見があった。
薬草とはそもそも輝片草と言う植物の内の一つ。
輝片草は群生して生え、場所によって様々なバランスで薬草、力草、魔草、その他数種類が集まっている。
このバランスに規則性はなく、場所によっては一種類の草しか生えていない所もある。
これは、以前グーデントさんと来た時に教えてもらった知識だけど、それ以外の事を私は発見した。
草を採取する時、グーデントさんは茎の切る位置を指定してきた。
それが気になって私は様々な長さで薬草を切ってみる事にした。
土より1[cm]より長い所で切ると、薬草は採れはするが、少し萎れてしまった。
1[cm]より短く切ると、切った途端に中心の結晶が膨張し始め、そして一気に破裂してしまった。
葉っぱの部分は残っているが、これでは商品にならないだろう。
1[cm]と言うのは相当重要な位置らしい。
そう思い、私は茎の断面を長さで見比べてみた。
すると1[cm]の物の断面だけが異様に緑が濃かったのだ。
生物学的な事は分からないけど、この部分を切ると何故か瑞々しいままの完璧な状態で採取できるらしい。
これが私の発見。
しかし役に立たない。
この実験の所為で一体何個の薬草が犠牲になったのだろうか。
あ、因みに切り方で味は変わりませんでした。
どれも恐ろしく苦いだけです。
グーデントさん曰く
『アレは毒がないだけで、食い物じゃない。』
だそうです。
後味も最悪でした。
まぁ基本的な用法は塗り薬だから別にいいのかもしれない。
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未だ夕食の時間には早いので、西つまり商業区に来た。
色んな所を見たいので。
取り敢えず近くの店に入ってみる。
中々大きな建物で、客入りも上々。
スーパーかその類だろうか。
食料品売り場や材木売り場、武器売り場など、何でも屋と言うか雑貨屋と言うか。
「フールさん、あそこ行ってみたいです。」
「ん、どこ?」
ユウちゃんが指差す先にあるのは…………
本屋。
…………私が行っても大丈夫だろうか。
夕飯までに宿に帰れるだろうか。
店から出られるだろうか。
破産しないだろうか。
「よ、っよし行こうか。」
「………?」
遂に私は異世界の天国と地獄に足を踏み入れた。
踏み入れてしまった。
「おぉ………。」
本だ、本が沢山ある。
ヤバイ、凄く落ち着く。
この壁のような本に囲まれた空間に凄く……何と言うか、自分の部屋を思い出す。
あー………なんか涙でそう。
いや出ないけども。
やっぱり本はいいなぁ。
大量に集めてこそ、本の価値が正しく分かるってもんだね。
でも良かった、此処の本が立ち読みできない様に紐で縛られていて。
縛ってなかったら本当にこの店から出られなかったかも知れない。
だって、前の世界だったら絶対に無かった様な本がある可能性が高いんだよ?
一生出会えなかった様な思想を知れるんだよ?
興奮しない訳が無い。
ユウちゃんの前だから我慢するけども。
出来るかどうかは別として。
「ところでユウちゃんはどんな本が見たいの?」
ユウちゃんと会話でもして気を紛らわそう。
「特にどれと言う訳ではないですけど…………、魔法の書籍はもっと見てみたいです。
魔法をやってみて、なんか自分の世界が変わったって実感できたんです。
だからもっと、もっと魔法を上手くなりたいんです!」
この子に魔法は合っているのかも知れない。
普通なら数日掛かる所を、たった数時間で終わらせた。
この事も、そしてこの意気込みも、天性の才能の現れじゃないかな。
「………買おっか、魔法の本。」
「…………いいんですか? 本って高いんじゃないですか?」
「まぁ何冊も買ったりはできないけど、一冊位なら大丈夫だよ。」
「有り難うございます!」
「私にも見せてよね。」
「はい!」
未来への投資だからね。
といっても、別にお返しも求めてないし、只この子が嬉しそうならそれでいいかな?
そろそろ闘いをさせたい。
格好良く書けるか分からないと言うか書ける気しないけど、どうにか頑張って書きたい。
(」゜Д゜)」<アドバイスあったら是非ご連絡を!




