第38話:決意と閃きと再会。
遅くなって済みません。
ゲームしてたら時間が(ぉぃ
けど、これからの指針は立ったから、もしかしたら更新が早くなるかも(願望。
=2229字=
私達はあれから帰路に着いた。
宿に着いた頃にはもう時間も良かったので、宿の食堂で夕食をとった。
ユウちゃんの食欲は相変わらずで、今日の薬草採りの報酬は主に食費となった。
食べた物は一体あの小さな身体の何処へ行ってるんでしょう ?
しかし、薬草採りだけでは生活が成り立たないのは、ユウちゃんの食欲がなくても一目瞭然。
このままじゃ盗賊狩りの報奨金も底を付いてしまう。
その為にもやっぱりモンスター狩りもしないといけないと思う訳で。
その一環として先ずは魔法をマスターしたい。
だって剣とか持ってるだけで怖いし。
遠距離から戦えるならそうしたい。
何より魔法ってかっこいいじゃん?
「フールさん。魔法出来る様になりました?」
「………駄目、全然出来そうに無い。」
私は夕食をとってから、部屋でずっと魔法の練習をし続けた。
しかし成果は出ず。
「あ、そうだ。これ、有難うございます。」
「大丈夫大丈夫、魔方陣覚える練習になったし。」
そう、私はあの魔法の本を日本語に翻訳してユウちゃんに渡しておいた。
ユウちゃんも態々(わざわざ)私経由でしなくてよくなるし、と思って。
最初は『創造神の加護』で写したけど、それじゃあ翻訳出来ていない事を忘れてた。
と言う事で手書きで写した。
チートステータスのお陰で一瞬で終わるし疲労無し。
今迄で一番有意義に力を使った気がする。
そしてその後のユウちゃんだが、なんともう魔法を習得してしまった。
今はもうLight-Ballではなく別の魔法を練習している。
私にはセンスがないんでしょうか………。
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あの後も暫く練習していたが、夜も更けてきたのその日は寝た。
因みに魔法は習得できず。
私にセンスは無いんですね分かりました。
………泣いちゃうよ?
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翌日、私達は北区を散策していた。
今日は薬草取りに行く前に、少し見たいものがある。
「……いらっしゃい。」
「へえ…。」
「わぁ………」
店の至る所に置いてあるのは、剣や槍など多種多様の武器たち。
そう、今日は予てからの念願だった武器屋に来た。
やっぱり薬草採りだけじゃこれから大変だし、あと自己防衛の為にも武器は必要だろう。
と言うかよく今までモンスターに襲われなかったね。
まぁモンスターと遭遇していたらユウちゃんを抱えて全力逃亡したかな。
けど、これからはそうはいかない。
寧ろ自分から向かっていかないといけない。
その為には武器が要る。
命を奪う道具が。
進んで命を狩りたい訳ではないけども、生活に必要なら仕方ない、と自分に言い聞かせた。
自己満足の言い訳だけどね。
「どれにしようか………。」
この店に置いてある武器は前著の通り多種多様である。
だから迷う。
得意な武器なんて無いし、やはり一般的な直剣からいくべきだろうか。
私は壁の近くの籠に差さしてある何本もの剣の一本を抜き取る。
剣の形状は、長さ凡そ1m60、両刃の直剣、鉛色に鈍く輝く殺傷能力のある鋭い刃。
片手で持つには些か長すぎると思われるので、恐らく両手剣。
実際に持つ事で感じる物理的でない重み。
持っているだけで手汗が溢れる。
手が意思に反して動き、剣を放そうとする。
「………っ。」
私は一先ず剣を籠に直し、店内を再び周り始める。
しかし、剣を持ったのは二回目となる訳だけど、初めての時より緊張した。
自分で造った剣を持っていた時は、私自身が傷つける恐怖はあったが、私自身を傷つける恐怖はなかった。
何が違うんだろうか。
見た目だけなら私が造った奴の方が怖かったのに。
「……ここは槍、と。」
この区画には多くの槍が、壁や棚に立て掛けられている。
剣にも槍にも言える事だが、同じ様な形状の物であっても素材に大きく差がある。
柔らかい銅であったり、比較的に固い鉄であったり。
固いほど良いとは言えないが、値札を見る限り、銅よりは鉄の方が高い価格が設定されている様だ。
[銅の剣:10000s]
[鉄の剣:18000s]
こんな感じ。
しかし、店内を一回りはしてみたけど、この店にはゲームで良く見るような魔法金属は見当たらない。
そもそも存在していないのかも。
でも魔法と言う地球とは大きく異なる現象がある以上、地球に無い金属があっても可笑しくない。
寧ろ無いほうが可笑しいんじゃない? これだけ地球と違うのだし。
この店は、防具も取り扱っていた。
皮で出来た初心者用のレザー一式から、グーデントさんが着ていたフルプレートまで。
………武器買うより防御を優先させるべきだろうか?
でも、攻撃手段がなかったら、徐々に食らって結局負けるか。
攻撃は最大の以下略って言うし。
「むむむ………。」
取り敢えず鉄の剣でも買おうかな………?
いや……今日は帰ろう。
「何も買わないんですか?」
「うん。」
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宿に一度戻り、昼食をとってから冒険者ギルドへやってきた。
あ、新人さんがいる。
今まで出会わなかったけど、シフトの問題かな。
折角だし、今日は敢えて新人さんの所へ行って依頼受けよう。
「すみません、これ判子お願いします。」
「はいっ! ………って! フールさんの久し振りです!」
「あ、覚えてくれてたんだ?」
こう言う時、一回しか会ってないのに覚えててくれたらやっぱり嬉しいよね。
「はいっ。私が受付やり始めて初めてのお客さんでしたから。」
「へー、そうだったんだ。」
「はい。でも最近は職場にも慣れてきて落ち着いて対処出来るようになって来ましたよ!」
「………よかったね。」
「はい!」
これからも頑張って下さい。応援してます。
漢字検定二級受けたら後6点で落ちたでござる(´・ω・`)




