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第30話:したい事は多いけど、最優先は衣食住。

 なんだろう…最近書き終わるの早いんだけど。(5/5)

 そんで10日間タラタラ改稿してた。



 それはそうと…


 4月のPV1万いったっ! ありがてぇ、ありがてぇ!




=2624字=


 2000字超えたら短いとは言われない………はず、うん。

 

 私は今、現時点の活動拠点である宿に、とりあえず帰っている最中です。


 魔法をグーデントさんに教えて貰おうとしたら、


『家から魔法書とか持ってくるからまた明日な。

 教えるからにはしっかりやらないとな。』


 間違った知識を伝えてしまう可能性もあるから、だそうです。

 あと『そもそも今日は予定あるから、時間が余り取れないしな。』とも言ってました。


 出来るだけ早くしたかったけど、それなら仕方ない、と私も妥協して明日会う集合場所と時間を決めた。

 と言っても、『明日12時頃に、この店で。』だけです。



 あと、グーデントさんと別れる前に、薬草採取依頼の報酬はギルドに貰いに行った。


 50株で1500Sになった。

 私の分け前はその半分の750S。

 

 難易度低い依頼だしね、アンマリ多くは無いね多分。






 

 で、これから何しようか。


 う~ん、とりあえず王都を見て回ろうかな。

 あと、服を買いたい。

 今着てるのしか無いし。


 ………あと、胸が擦れて……。

 そんなに無いってのに。

 あれか、あれを着けろと言うのか。

 サラシじゃ駄目ですか。巻き方知らないけど。


 …て言うかどっちでも一緒じゃないか…orz



 お風呂にも入りたいけど、銭湯あるかどうかも分からないし。


 そもそも………女湯………なんだけど。

 混浴だったらそれはそれで困る。


 自分の身体は、タオルか何かで隠せば、まぁどうにかなる。

 体洗うのは目を瞑ってしよう、うん。 

 ずっと下向いとけば他の人のも見なくて済むかな。



 ………って言うか別に見てもいいか。


 だって私、女の子だもんっ♪




 ………ないわー。自分で言っててないわー。


 間違いじゃないけどなぁ。

 はっきり言って、向こうからしたら何とも無いんだろうし。

 でもやっぱり見るのは罪悪感が……。


 むむむ………。




 まぁとりあえずは服屋目指しますか。

 ジャーは別にして、パンは買わないと流石に。

 不潔でしょ。



 今履いてるパンツがどんなのか…教えてやろうか?



 ………ずばり純白。すべすべでした。


 だからどうしたと思った諸君、これは結構一大事なのだよ。


 白は汚れたら茶色くなる……そしてそれを履く。


 ずぼらな私だってそれは流石に嫌。

 視覚的に汚れてるのはきつい。



 詰まる所、衣食住の最後の一つを埋めようと言う訳ですよ。



 で、一先ず、どこに向かって歩きますか。


 西区の商店街でいいのかね、服は。

 商店街と言うくらいだから色々な店があるはず。

 行ってみない(すべ)は無い、か。


 でもここからだと……結構遠くない?

 【神眼】で見えない所を王都の形から推測で補完しても、何kmかありそう。

 一時間くらい前に歩いたばっかなんですが………。

 この体のお陰か、全く疲れてはいないんだけど、精神的に歩くのを拒否したい。


 

 ………仕方ない、行きますか。










 とりあえず西区に着いた。



 さっきまでの北区とは一風変わって、綺麗。


 ……いや別に北区が汚いとかではなく、西区は道が石畳(いしだたみ)で並木もあって、風景として綺麗なんです。

 北区は地面のままだし。並木と言うより自然の木だし。

 まぁそれはそれで良いけど、西区の方が現代的。


 区によって色々違うんかね。

 管理している人が別とか。

 王様が態々(わざわざ)自分でしてる訳ないだろうし。

 都知事とか市長とか、そういった人が必ずいる(はず)


 どんな違いがあるのか、他の区も見たくなってきた。


 まぁ今は服屋を優先するからまた今度行こう。




「………ん?」


 ここは服を売ってそうだ。

 店名に『古着屋』って入ってるし。


 別に古着でも何の問題も無い。

 (むし)ろ安くて済むからラッキー。 


 でも女性が着てたのを私が着るのはどうなのか。


 …気にしないことにしよう。


 性別が変わってしまって悪い点が、考えれば考えるほど思い浮かぶ………。


 口調とかそう言うチャチなモンじゃねぇ…。

 全部私が気にしなきゃいいだけの話だけどぉ…。

 何か男だった時よりへタレになった気がするぅ…。



 …気持ちの切り替えができない…。

 やった事って、口調と一人称変えただけだし。


 別に男に未練がある訳ではなi………いや一つあるけどそれは()が悪い。


 何かきっかけが無いものか…。


 ………トイレ?

 …うん……あれは何か恥ずかしいだけ……。

 …前の日常と全然違うだけ………ぅぅ…。


 …私ってこんなにウブだったっけなぁ…。



 …そうだっ、服買うのがきっかけになるかもっ!

 女性しか着ない物を着る事で、新たな自分が開花するっ!


 只の変態じゃねーかっ!



 …でもそれが今の普通(・・・・)…なんだよなぁ。






「はぁ……。」


 とりあえず店入ろうか。

 真ん前に突っ立てられても邪魔だろうし。



カランカラン


「いらっしゃいませー♪」


 外からは良く見えなかったけど、結構沢山の服が置いてある。

 服の種類名は余り知らないけど、色々な物がある事位は分かる。


 とりあえず近くのから見て行こう。


「(ぱさっ」


 …Tシャツみたいな物かな?

 まぁ着れりゃなんでも良いか。


「あのーすみません。もし宜しければ、私がお客様のご要望をお選びしましょうか?」

「え、あっはい。」


 服屋の店員に話し掛けられるのとか初めてなんだけど。

 やっぱり顔か、顔なのか。


「えーと、お客様はどんな物をお探しでしょうか?」

「特にこれと言っては………あ、でも余り可愛いのはちょっと………。」


 流石に可愛い服を着る勇気はまだ無い。

 スカートは断固拒否する。

 下着は………うん、諦めよう。


「そうですか? お客様なら可愛らしいのもお似合いになると思いますよ?

 ほら、これとかどうですか?」

「いや…それはいいです。」


 そんなフリフリ渡されても…。


「そうですか…。じゃあこれとかどうですか?」

「これですか? ………これならまぁ………。」















 …ずっと続くのかと思われた押し問答の末に、やっと買う服が決まりました。


 買ったのは、ズボン2、シャツ3、上着1。

 これで一張羅とは言わせない。


 ………下着? ああ買ったよ。

 身包み剥がされて全身測られましたよ。

 (ろく)な抵抗も出来やしなかった。

 気付いた時にはもう上下2組決まってたよ。



 …まぁ切り替えにはなった気がするよ。


 服は買ったのに着替えました。

 さっきまでの体操服みたいのよりは明らかに似合ってる。

 胸も少し安定したような…。


 でもっすね、全体的にちょいと可愛い系になりました。


 何かもう…ね、店員と話してる内にどうでも良くなった。

 サイズを測った時が抵抗の最後でしたね。 

 かなり実感が湧きましたよ、女性になったんだなって。



 ………目が死んでる? あー大丈夫大丈夫、何時かは訪れる物でしたからね。


 何の問題も無いです。のーぷろぐれむ。




 さぁ宿に帰ろう、帰ればまた来られるから。



 





来いよ感想、遠慮なんて捨ててかかって来いっ! 


……いつもアドバイスがどうのこうの言ってるけど、普通の感想も、首が長くなりながら待っとります。


 あ、良く考えたらこの小説、感想書かれるほど完成度高くないじゃんorz

 書いてくれた数名には頭が上がりませんね、ホント。



(第3話2014;05/06改稿2)


 良かったら読んでくださらあらい。


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