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第28話:期待は外れたけど、期待は当たったから、あとは料理に期待。

1ヶ月過ぎちゃったぜ…はは………orz


=3929字=

 帰路。


 私は一面草原の中、疾走する馬車で、優雅に読書をしている。






………という予定がありましたが、無かった事になりました。


 歩行中の読書は危険です。やめましょう。



 行きの馬車の中で読んどけば良かった…と後悔しても仕方ない。

 初依頼のワクワクで、読書しようとも思わなかった。



 因みに読もうと思ってた本は、[魔法の基礎]だった・・・


 何故過去形なのかは、私の読んだ感想を聞けば分かる。



 感想。


 『おい、ちゃんと書けよ、と思いました、まる。』


 本は途中で閉じました。


 内容が酷かったからね、仕方ないね。

 読んでても『魔力とは何か』とかが、それこそ『基礎』が理解不能。



 ………そこの『お前の理解力が足りないんじゃ。』とか言ってる奴。


 それは無いから!


 うん、私のたまにしか出ない自信を使って言ってるんだから間違いない。



 これがその説明書の内容。

 擬音ばっかりの説明書は問題だと思うんだ。


『こう、ぐっとやってパーン?みたいな感じで魔法は使うんです。

 何か、こう、うにうに?出来たらそれが魔力ですよ。』


 ワケガワカラナイヨ。

 何ですか?高級食材なんですか?

 そもそも『?』が付いてる時点でどういうこっちゃ。



 [スキル取扱説明書]は結構良いのに。

 [一般常識集]? 知らない子ですね。



 ……あ、そうか。良い事思い付いた。


 グーデントさんに聞こう(提案。


 物知りだから知ってるはず。

 そんで教えて貰おうそうしよう。


「あのー

 グーデントさんって、魔法使えます?」

「ん?」


 こっちに顔を向けるグーデントさん。


「まぁ、簡単のなら出来るが。

 それがどうした?」


 期待通りの答え。


 なら頼むべし。

 薬草の事も教えてくれたし、きっと大丈夫。


「教えてくれませんか?

 魔法の本を読んでても、良く分からなくて…」


 ………何かこの言い方だと、私が『本を読んでも意味が分からなかった馬鹿』みたいに聞こえてる気がする。

 間違ってはいないけども。



 ………私が馬鹿って意味じゃないですよ?

 悪いのは本ですよ?


「あー…

 出来るとは言ったが、人に教えられるほど上手くはないんだが…」

「大丈夫でしょう。

 教えて欲しいのは、魔法の基本ですから。」

「それなら教えられる…か?」

「お願いします。」


 この人はゴリ押せばいける(失礼。



 でも結構悩んでるなぁ。




 ……ん? グーデントさん、何で急に止まる?


「なら一つ条件を付けていいか。」


 何か悪巧みの顔になってるよ、グーデントさん。


「…なんですか。」


 何をさせるつもりだ。


 まさか、私にイケナイコトを………

 その時は別の人に頼むから。


 ………別の人って誰でしょう?


「そんな嫌そうな顔するなよ。

 一つ教えて欲しい事があるだけだっての。」


 あ、そう言う事ですか。

 それなら、とりあえずは聞いとこう。


 でも、

「私、教えられる事無いですよ、全然。」


 この世界の事なら寧ろ教えて欲しいです。


「大丈夫、お前が答えられる質問だ。

 簡単に言えば、お前の『強さ』の秘密を教えて欲しい。」

「え?」

「正確には俺と戦った時のだな。」

「どう言う事ですか?」

「今日一日中お前の事を見てたけどよ。

 さっぱり感じられないんだよな。

 寧ろ弱そう。」

「……はぁ」


 まぁ弱いですし。

 寧ろ強そうとか思われてたら困る。


「まあ敗者が言う事じゃないけどな。」


 そういや私は勝者だった。


「最初は別人かと思ったんだが…違うだろ?」

「両方私ですね。」

「だよな。」


 ていうか別人と思う位違ったんですか。


「まぁそれでだ。

 お前の、実力と行動がずれてる原因を考えてたんだ、色々。」


 そんな事考えて採取してたんだ。

 変な事に興味あるんだなぁ。 


「そんでさっきの話だ。」

「…さっきの話?」

「魔法を教えてくれって奴。」

「…何の関係が?」

「つまりお前の強さは補助魔法系統じゃない。」

「………成程。」


 確かにそれは無いね。 

 『へー補助魔法あるんだ。』状態の私にはそんな事はできません。


「後は消去法。

 お前ってさ……………希少スキル持ってるだろ。」

「? 持ってますけど………?」


 『希少スキル』何個かあったけど?


「凄いよな。希少スキルとか。

 確か、千人に一人だったか。

 そんで後天的には取得出来ないからな。

 羨ましい。

 俺も欲しいわ。

 まぁ無理だけどな。」


 ………え?


 そんな凄いのか、あれ。

 あれはチートでしたか。


 確かに【神眼】は凄い。

 でもそこまでとは思わなかった。


 しかも何個かあった気がする。

 細かいとこは良く覚えてないから何とも言えないけど。


 と言うか、強さに関係する様な希少スキルあったっけ?

 確か、あの時の強さの理由は、調べた結果、『固有』スキルだった気がするんだけど。

 まぁ嘘は言って無いし、どっちでも良いか。


「で、どんなスキルか教えてくれないか?

 そしたら俺はお前に魔法を教える。

 どうだ?」

「う~ん……」


 スキル一つ位なら、別にいいか………な?


 こういう情報はなるべく秘密にして置くのが、異世界転生のお決まりだけど、この人は周りに言い触らしたりしないだろうし。


 と言うか、言い触らして何の得があるのか。


 嫌みをされるほど嫌われては無いはず。

 嫌いな人に『一緒に依頼行こう。』とか言わないでしょ。


 ハッキリ言って魔法を使えるなら、それ位のリスクは許容範囲ですし。


「…じゃあ、魔法教えてくださいね。」

「了解。

 シッカリミッチリ教えてやる。」

「……はい。」


 何か怖い。



 まぁそれはさておき。


「でも、こんな条件で良いんですか?」

「ん?」

「と言うか、そちらに利点が無いと思うんですが。」


 人のスキル聞いても仕方ないんじゃ…

 『後天的に取得できない』なら何の意味があるのだろう。


「あー…

 只の趣味だからなぁ。別に意味とかは無いんだが。」


 しゅ、趣味でしたか。

 ま、まぁ趣味は人それぞれですし。

 情報の収集癖と思えば、普通………?



 …部屋を本で埋めてた人が言う事じゃないか。


「まぁ、そう言う事だから、不釣合いとか気にしなくていいから。

 そんな事より、魔法、するんだろ?」


 そうだ魔法。

 こんな、速読くらいしか取り柄が無かった私が、遂に、魔法が使えるように…!

 何か手がプルプルする…!



 …まだ気が早いか。

 もしかしたら、私は『魔法が使えない人』かもしれない(素質的な意味で。


 でも使えて欲しいなぁ。

 滅茶苦茶楽しそうだし面白そうだし。

 練習だって頑張るぜぃ。



 …でも、


「ここでやるんですか?」


 こんな何も無い草原のド真ん中で。

 しょぱなから超広範囲魔法の練習をする訳でもないだろうに。


 よくあるのは、ライトとか小さな火を点ける魔法かな。


「…そうだな。とりあえず帰るか。

 あともう少しで着くしな。

 腹も減ってきたし、飯食ってからにするか。」


 そう言われたら、何か凄いお腹空いてきた。

 ずっと、歩いてるか採取をしてたから、その所為かもしれない。


 時計も見る限り12時半だけど、やけにお腹が空いてる。

 朝食を食べてから、まだ4時間しか経ってない筈なんだけどなぁ………



 ………あと、トイレ行きたくなってきた。


 まあ余裕で我慢できるんですがね(フラグ。








~特に何も無かったので王都まで割愛します。ごめんね。~



 




「ここだ。」


 グーデントさんがとまったのは、大通りから相当奥に入った薄暗い所。

 王都の区分け的には、冒険者ギルドと同じ北区。


 大通りとはうって変わって、かなり静か。


 しかし、少し道が汚い。

 ゴミが散乱してる。


 大通りでは時々清掃員らしい人を見かけた。

 大通りだけでも相当広いから、この辺りには手が回らないのだろう。

 こういう所は治安も悪いだろうから、それもあるかもしれない。


 つまり私も危ないのだけど、そこはグーデントさんを信頼しておく。



 さてこのグーデントさんのお勧めのお店。


 この店は、大通りのとは違って、いい意味で人を勧誘する気が見られない。

 なんせ看板が見当たらない。

 只の家の様で、よく見たらお店にも見える。


 お勧めの店だと言われてグーデントさんに付いて来た訳だけど、お店の第一印象はいい感じ。

 隠れた名店と噂されていそうな雰囲気。


「おい、邪魔するぞ。(カランカラン」

「邪魔するなら帰ってどうぞ。」

「あーはいはい。ほら、その辺どっか座っとけ。」

「あ、はい。」


 客は一人もいず、店主らしき人が一人いるだけ。


 パッと見は、普通の机や椅子にしか見えないけど、細かな彫刻があって上品な高級感。


 決して広い訳ではないけど、狭いとも感じない。


 小物まで計算されて置いてあるのだろう。

 丁度よく、全てが納まってる様に感じる。




 …でも例外が一つ。


 ここの店主らしい、あの男の人。


 普通の人には無い独特な雰囲気がある。

 裏の人という訳では無いだろうけど、何処か異質。


 服装が変、という訳ではない。

 顔は相当イケメン。

 太ってもいない。


 イケメンを異質だと言うなら、それは異質だけど、でもそれが要因だとは思えない。

 異世界だからというのでもない。


 一体何がそんな風に感じさせるのだろう………う~ん…?



「おい。」

「え、あ、はい、なんですか?」

「ほら、これがメニューだから、好きなの選べ。」

「あ、はい。」


 手渡されたメニューは、スープ類や肉類、魚介類などに分けられて書いてある。



 ………しかし、どんな料理なのか全然分からない。


 『○○肉のステーキ』が何種類かあるけど、聞いた事が無い生物のものばかりで手が出せない。

 いもむし系統が出てきてもおかしくは無い。

 もし出てきたら私が世界の食を変えてみせる。


 …そういえば、昨日の夕食や今日の朝食は特に頼んだ訳ではないから、相当危ない賭けだったのかも知れない。


 味噌汁も実は味噌は入ってなかった可能性もある。

 ココアバター入りかも知れない。



 私はそんなメニューから、どれか最低一つ選ばなければいけない。


 なるべく高い物を選べば、美味しい物を食べられるかと言えば、そうではない。


 高くても、美味しくない物は美味しくない。

 かと言って、安くて美味しい物は珍しい。


 残すのは論外。


 ならばどうするか。

 



「すみません。お勧めって何ですか?」





王都着いてから、書き方を少し硬くしました。

こっちの方が描写とかし易そうなので、これからはこっちで書いてみます。


書き方についてアドバイスとかあったら欲しい、凄く欲しい。


普通の感想も気長に待ってます。

感想くれると、作者がその日一日幸せに過ごせます(見返りは返信と次話のみ。




(第9話2014;4/21改稿)

(第10話2014;4/21改稿)

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