第25話:依頼初めてだけど、頑張りますよ。
何かすぐ書けた。何時もこれ位で書ければ良いのに…。
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ギルド到着。
現在時刻は午前9時半。
昨日来た時よりギルド空いてる。
この時間は何時も空いてるのかな。
がやがや五月蝿くなくて、こっちの方が良いかもしれない。
よし、これからは出来るだけこの時間に来る事にしよう。
五月蠅いのはそんなに好きじゃないし。
さて、ギルドにはぱっと見た感じ、酒場とカウンターと掲示板の他には、特にこれと言って何も無さそうだね。
こんな時間から酒場に行っても酒飲まないし、用事も無いのにカウンターに行っても仕方ない。
という事で、掲示板見に来ました。
掲示板には、
[男なら単独でイノグル討伐して下さい] |D|
[薬草を採取する位馬鹿でも出来るよな?]|F|
[帝都まで護衛求む!あ、但し女性限定で]|C|
何か色々と突っ込みたくなる事が書いてある。
どうやら、これを見てから受付の所へ行って、依頼書を受け取るらしい。
昨日見た、新人印の説明書には書いてなかった。
けど、周りの人の行動を観察してれば、それ位は分かる。
何で新人さんは書いてなかったんだろね。
あと右端には、
|D|
|F|
|C|
多分この依頼を受けられるランクの事だと思う。
今の私のランクは、
[基本]F(0/25)
[対人]F(8/25)
[対魔]G(1/5)
この[○○]はランクの種類。
『対人』が高いのは、昨日の『抗争』の所為。
『基本』がGじゃ無いのは、『基本』は『対人』『対魔』の平均を取るから。
DとEなら高い方のDになる。
他のランクを上げれば『基本』も勝手に上がる。
でも『基本』だけ上げても、他は変化無し。
そんで、横の(○/○○)がこの前言ってた『点数』。
(0/5)なら、あと『5点』貯まれば次のランクにいける、という事。
何をしたらどれだけ貯まるかは、企業秘密?らしい。
因みに、自分のランクは全てこのギルドカードに書いてある。
指でマウスをダブルクリックみたいにすれば、文字が現れる。
そして手を離すとあっと言う間に消える。
しかも、そのカードの持ち主以外が同じ事をしても、文字は現れない。
この薄っぺらいカードは、そんな謎機能を搭載している。
『失くすと再発行にお金が掛かる』のも納得。
失くさないようにしないと。
再発行金貨一枚掛かるらしいし。
「よっ、また会ったな」
「ん?あ、……誰でしたっけ?」
でかい。
「おい、まさか忘れたのか。昨日の今日だぞ」
…あ~
「そうでしたそうでした。グーチョキパさん」
「誰だそれは!」
勿論
「グーデントさんの事です」
「…覚えてんなら最初からそう呼べ」
「いや~(てれてれ」
そりゃあ覚えてますって~。
「褒めてない」
「デスヨネ~」
「で、どうしたんです?」
「いや、何と無く声掛けてみただけだが…
あっそうだ。もしかしてお前、今暇なのか?」
「…まあ、特にする事も無いし、暇ですね」
予定なんて全く無いし。
「じゃあよ、一緒に何か依頼行かねーか?」
「え?」
え?
「?何か問題なのか」
「いや…別にそう言う訳ではないですけど…」
「よし、じゃあ行こうぜ。
どんなやつが良い?
俺は今から行って、夕方までには帰って来れる様なのが良いんだが」
強引。まあいいんだけども。
予定が繰り上げになっただけだし。
というかこの人に色々聞けば講習会行かなくていい。これ名案。
「簡単なのでお願いします」
「じゃあ、コレとかどうだ」
グーデントさんの指差したのは、
[ウルクわらわら大掃除!]|D|
「無理です、不可能です、F以下にして下さい死んでしまいます」
Dとか、初心者に何やらせようと。
しかも名前的に大量討伐だし。
「…低くね?」
「いや、私のランクFですし」
妥当でしょ。
「…F?」
「そう」
何か問題でも。
「…マジで?」
「うん」
無論真剣。
「…そうか…」
「なんです?」
「…いや、何でも無い。
うん、お前が依頼決めてくれよ。俺は何でも良いからさ」
何か振られた。
「…う~ん、じゃあこれで」
さっき見つけた
[薬草を採取する位馬鹿でも出来るよな?]|F|
これならいけると思う。
「これか、了解。今すぐでも行けるか?」
う~ん。
「防具が無くても良いなら」
「防具…無いのか?」
「無いね」
武器はともかく、防具は造れる気がしない。
構造を全く知らないしね。武器は調べた事あるけど。
「…まあ、この程度の依頼なら無くたって敵も余りいないし大丈夫か。
いざとなったら俺が戦えば良いし」
グーデントさん頼りになる~。
「宜しくお願いします」
「…じゃあ行くか」
「了解です。行きましょう」
GE2のDLクエが友人いないと出来ないと知って絶望。
CD?そんなの買わんよ。
(第5話2014;2/9改稿)




