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第13話:人が集まると絶対こう言うのが一人くらいいる。

ヘタでもとりあえず書きます。



=3167字=

 さてやって来ました、夢の塊、冒険者ギルド。

 何で来たかと言うと、面白そうだから。



 ………ではない。ちゃんと理由はある。


 実はギルドカードを作りに来たのだ。


 私はこの王都にすんなり入れたが、それは緊急事態だったから。

 やはり普通だったらそんなに簡単には入れないのだ。


 その為に必要なのが、身分証明。

 ギルドカードがその代わりになるのだと。

 また別の街に行く事もあるだろう、と言う事で作っておく事にしたのだ。 

 まぁ持ってる人と一緒なら、持ってなくても入れるらしいけども。

 つまりアンマリ意味が無い。


 ……何時も誰かと一緒な訳ないし、作っとこうね。



 あ、後一応言っとくけど、自分の一人称、これから私にする。


 脳内(俺は本が好きだ!)

 現実『私は本が好きです!』

 

 となり、さっきから実に気持ち悪いので。

 そのついでに口調も少し変える、理由はさっきと同じ。 




 さて、冒険者ギルドの話に戻ろう。


 このギルドの役割は、大体次の通り。



 依頼者が依頼を出す。

  ↓

 ギルド登録者が依頼を受ける。

  ↓

 依頼をこなして報酬を受け取る。



 ほぼ予想通りな感じだった。



 建物の外観の第一印象は、四角。


 ……いやほんとに四角。

 どこぞのスティーブさんが出てくるゲームで造れそうなレベルで。

 素材も木と煉瓦だし。




「ぁあ!辛いー!(ごくごくごくごく…」

「あー…、何かごめん。」

「……ふぅ。

 …いやいや、一応食べたくて食べてるから良いんだけどさ、辛いけど。

 ちょっと食べるのに時間が掛かるだけだし。」


 ミーちゃんまだ食べてる。

 水を飲みつつチビチビ食べてる所為で凄い時間掛かってる。




「でさ、この馬車ってどうしとくの?

 ここに置きっぱなしって訳にはいかないんでしょ?」

「あぁ、それはギルドの駐車場があるから大丈夫。厩舎(きゅうしゃ)もあるし。」

「へー。」


 この世界だと基本の移動手段だろうしね、馬車は。

 ちゃんと置く場所も確保してある、と。








 さて、馬車と馬もギルド裏の厩舎に置いてきたので、ギルドの建物内に入ろうか。


 凄く楽しみ。

 異世界転生のファンの代表として、しっかり遊b…げふんげふん、しっかり見学しないとね。



「…じゃあ行こっか。」

「あ、食べ終わった?」

「うん、危なかったけど。」


 そんなに辛いかねぇ。



 






 ……よし、いざ夢の国へ、Let's Go!



「おぉ…。」


 これは……。




「おいっ! これ納品してくれ!」

「はいビール一丁です!」

「すみません、ここに書いてあるのって本当ですか?」

「誰かこの依頼一緒に行ってくれませんかー!」


「えーはい、30Sですね。」

「おーい、こっちもビールくれー。」

「ええ本当ですよ、ギルマス本人が書いてましたし。」

「イノグル討伐の依頼無いか?」


「はぁ!? 安すぎるだろ!?」

「ビール一丁入りましたーっ!」

「でもこれって、可笑しくないですか?」

「ああ、そこの人がさっき持って行きましたよ。」


「何の問題も有りません、規定価格です。」

「おーい、こっち注文した奴まだ来てないぞー。」

「ああ、本当ですね、ちょっとギルマスにOHANASIしてきます。」

「えっ一緒に行ってくれるんですか!」


「馬鹿な! 前売った時の百分の一くらいになってるぞ!」

「もう少し待ってくださーい!」

「え、あ、はい。」

「じゃあ早速行きましょう!善は急げです!!」


「で?それは何時の話なんですか?」

「うひゃぅ!? なっ何するんですかっ!」

「そこまでして貰うつもりじゃなかったんだけどなぁ。」

「いや、とりあえずは準備からだろ。」


「50年程前だな。」

「じっと待ってるのも暇なんで、つい。」

「まーでもこんな事書くのが悪いか。」

「あ!そうでした! じゃあ早く準備して下さい!」


「…あー、本当ですね、その時の値段だと3000Sで取引されてますね。」

「ついでお尻触らないで下さいいっ!」

「しかもあんな目立つ所に貼ってあったし。」

「いやお前は準備できてるのか?」


「だろ?」

「目の前をプリプリッと来たもんで、つい。」

「一瞬本気にしたけど、これは無い。」

「ばっちりです! すぐにでも出発できます!」


「まぁ買取価格が変わる訳じゃないんですけどね。」

「だからついじゃないですっ! こんな人が多い所で……っ!」

「ギルマスの護衛とか誰がやるんだっての。」

「武器とかは[アイテムボックス]に入れてるのか?」


「くっ、折角遠くから売りに来たのに、故郷の家族になんて言ったら良いか……。」

「……じゃあ、人気の無いとこなら、もっと触って良い?」

「護衛が護衛対象より弱いとか意味不明。」

「いいえ?違いますよ?」


「……いや、ここの常連じゃないですか貴方。住んでるのも近所ですし。」

「え……ぁ…………うん、ぃぃょ(真赤」

「しかも女性限定とか……。」

「私イノグルなんて倒した事無いし、今日は見学ですよ。」


「泣き落とそうとしたのにバレテーラ。」

「……俺んち来る?」

「下心しか見えないんだけど。」

「…………は?」




 ……なんとまぁ賑やかな…。


 家に引いて篭ってるような人には相当うるさいと思う。

 まぁ私の様な外界を自転車で駆け回ってた人には無問題な訳ですが。

 街から街にキコキコと。

 未知なるものを目指してキコキコと。

 発見した時の感動と言ったら凄いものである。 

 そして全速力で家に直行。

 部屋に飛び込み封を切る。

 新刊やっほい。 


 ……兎に角言いたい事は、人が多くて賑やかだ、と言う事です。



 内装は、外装と同じ赤煉瓦だと思う。

 ……別に一枚だけの薄っぺらい壁と言う事じゃない、厚みあったし。


 中は低い仕切りで二つに分けられていて、片方は所謂(いわゆる)酒場的な場所がある。

 もう片方の空間には、カウンターと色々紙が貼ってある掲示板がある。



「じゃあ私はその辺で待ってるから、行って来たら?」

「うん、行ってくる。」


 ミーちゃんは何処かに座りに行ってしまった。

 静かな所もあるし、カード作り終わるまでお茶でも飲んで待ってて貰おう。


 しかし、一体何処でギルドカードと言うのは作るんだろうか。

 やっぱりカウンターに行くべきなのか、それとも特別な所があるのか。

 まぁカウンターにいる人に聞けばどうとでもなるか。

 丁度人がいなくなって空いてるし、当たって砕けてみよう。



「あのー、すいません。」

「うひゃい!?ひゃいいっ!にゃんでしょうきゃっ!!?」


 噛み過ぎです。

 そりゃあ、人がいなくなって『(ふえぇ~』とかしてる所に話しかけた私も悪いけどさ。

 気を抜き過ぎです。


 あー…、もしかして新人なのかな?



「あのですね、私、今日はギルドカーd

「ギルドカードですね!分かりましたっ!」

「…はい。」


 焦り過ぎです。落ち着いて。



「じゃっじゃあここに三分ほど手を入れてて下さいっ!」


 ん?これの事かな? 



「これでいいですか?」

「はいっ!」


 でも三分間この人と見つめ合ってるのは気恥ずかしいです。

 可愛い人とのにらめっこは精神的にきつい。

 それくらいならお話しましょう。


 話のネタは………


 ……あーなんか、酒場に何かに頼って威張っていそうな団体がいる。

 これにしよう。



「あそこの人達って何なんですかね?

 何か威張ってる感じですけど…。」

「え?

 …あ、はい。

 えっと、簡単に言えば……

 お金をばら撒いて最新武具を買い漁ってる人……かな?」

「そんで買ってもすぐ買い換える、と。」

「何で分かるんですかっ?!」

「………勘?」


 そういう話読んだことある。

 坊ちゃん貴族とかその典型ですね。あの人が貴族とは思えないけど。



「あの人何でそんなお金あるんでしょう?」

「実はですね………あの人ああ見えて、ある貴族の子息なんですって。」

「………意外。全くそう見えないんだけど。」

「ですよね~?」


「おいそこのお前ら。今俺を侮辱するような会話してたよなぁ?」


 あ、やべ。



「いいえそんな話、私はしてませんよ。きっと気のせいですよ。」

「俺のこの耳がしっかり聞いたぞ、お前らが俺に対してあーだこーだ色々言ってくれてるのをなぁ。」


 ああ、取り巻きと一緒にこっち来てしまった。

 もう駄目かも。


(2014;6/18改稿)

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