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第10話:ソーセーキ・ト・ヨーシ・ノ・ハナシ

頑張ったぞー(自賛乙とか言わないで)



最初の変なのは飛ばしたかったら飛ばして下さい。

====================


====================

 ---の手帳:前章より

 『誕生』 

==========

何も無い。

強いて言うなら無があると言うのだろうか。


………いや、まだ在ったな。

一人、大きな力と意思を持つ者が。


力は存在を増やす。

大きな存在の中に、数多くの小さな存在を創り出す。

そして力は分配し、意思を持つ者が新たに誕生する。


世界の創造は、こうして行われたと、私は聞いている。

==========


==========

 ---の手帳:第一章より 

 『人類の盛衰』

==========

力の総量は変わらず、循環する。

終焉があれば誕生がある。


ひと

そう呼ばれる一族は、そんな中誕生した。


誕生した、人は数多く。

様々な場所に在った。

==========  

この世界を創った者。

彼はずっと世界を観て来た。


初めにおこなった事。

自身と人の明確な区別。

自分の名を神とした。

人は創造主と余りに似通っていた為である。

==========

人は群れる。

村。

街。

国。 

数百年後には、これらが幾多と出来ていた。

==========

他の存在より、多くの知能を持った人。

知る事を良とし、疑問を消す事を良とした。


世界には神のみぞ知る事象がある。


人はそれすら知ろうとする。

無駄だが。

しかしそれが分かる事は無い。

ゆえに永遠の謎。

だが、別の事象がその成果、発見された。

魔力の発見である。

==========

神の力の一端。

天と地、そして人にも等しく与えられる。

世界を巡り、力を与え、消えず、増えず、只移ろい行く。


一点に集まり、世を変える事もあれば、小さな奇跡を起こす事もある。

と、人は言う。

==========

自らに秘められし力を、人は増やそうと躍起になる。

欲望と言う、知性を持つが為に生まれた、群れる事に反する本能。

人は有能性には凝視するが、対称には盲目であった。

==========

有限ならば全てを自らの物にする。

略奪。

殺戮。

戦争。

等しい存在である魔力すら、その対象となる。

==========

力の集合。

神の一端。

世界の創造。

外と内との均衡は儚く崩れた。

残る存在も無く。

全ては消える。

==========


==========

時はさかのぼり、分岐する。

神もまた、この世に在る、一つの存在。

==========


==========

 ---の手帳:第二章より

 『神の審判』 

==========

他より優れた知能を持つ人。

但し、個々の力は弱かった。

群れる事によって種を保存した。

==========

神は観る。

人の本質、全てのことわりを。

共に過ごす事によって。

全能の神は全知を求める。

==========

ある人は、考える事を生涯の生き甲斐だ、と言う。

ある者は、その思考こそが私の求めた者だ、と言う。

==========

発見とは時に残酷。

力は誕生と破滅を行う。

それを導くのは知性による無意識の事象。

全知の代償は重い。

==========

両立の出来ない欲望。

仁愛も侮蔑も無い。

それが本来の姿。


神が求めた者は、存在しない。

創造する事も叶わない。

完全と不完全。

その差は埋まる事無く。

望みを人に託す。

==========

世界に一度きりの改変が起きる。

人類は、欲望の対象が変わった事に気付き。

同時に、滅亡の脅威が訪れた事も察した。


強大な存在が一つ、この世界に誕生した。

迷宮である。

==========


==========

 ---の手帳:第三章より

 『迷夢の宮殿』 

==========

人類の争いは、対象が有限だからこそ起こる。

なら無限に対象を想像すれば良い。

それは全能の神にとっては容易い事。


だか、それで良いのだろうか。

そう神は言った。


そんな者を私は望んだのではない。

向上心を亡くした人に何の価値があるのか。


望むは、人であって人にあらず。

==========

完全は、在り得ない。

なら不完全でも良いじゃないか。

欠落は他が埋めれば良い。

私が埋めれば良い。


探究心。

闘争心。

敵対心。

執着心。

全て、私が相手になろう。


独占欲。

名誉欲。

支配欲。

庇護欲。

全て、私が叶えよう。


嫌悪感。

不満感。

全て、私が引き受ける。


それに対する要求は只一つ。

迷宮を攻略しろ。

終点で欲望は叶う。

敵は強い。

存分に戦うが良い。


全ては己の為に。

====================


====================













ガタンガタガタ


「そろそろ到着するから準備しといてね。」

「わかった。」


 ゆっくり読んでたからまだ全部読めてないけど、仕方ない。

 本は畳んで膝の上にでも置いとこう。


 貰い物は大切にする主義。

 この本はミーちゃんに貰いました。


 ミーちゃん = 俺が助けた女の子


 本名は、

 〔ミシャルテリア=クリカ=ロイスト〕


 もう彼女とは友人関係ですよ、ええ。

 だからあだ名で呼んでます。

 そのまま呼ぶと長いし。


 何かね、身体が女の子の所為か分からないけど、女性と特に何も無く話せてる。

 前世でこれが出来たらリア充だったかもね。

 まぁ顔で無理だろうけど。



 …んなこたぁいいんだよ。


 一般人は、モブAの顔事情より、この可愛い女の子の方が気になるのです。


 彼女はもう、それはそれは目立つ、ゴールドの長髪と、これまたゴールドの眼をしていまして。

 あとですね、アレがでかいんですねー。

 KENZENな男性諸君なら分かりますよねー。


 年はですね、17だそうです。

 日本だったら高二かね。


 今の俺が大学生くらいの年齢(19歳。


 …でも身長ミーちゃんに負けてる。


 まぁその事は後で、この体創ったアイツを問い詰めるt

「(わしは無実じゃい。」


 ………ん?

 何か今、神さんに格上げしようとしてめた、爺さんの声が聞こえた気がしたけど………?


 「(きょろきょろ」


 ………気のせいか?


「(気のせいじゃな、きっと。」

「何処? お爺さん。」

「? フールちゃん、何か言った?」

「え? あ、いや何でも無いよ。」

「(へー可愛いじゃないか、この子。」


 ミーちゃんには聞こえてないのか…



 ………まさか、頭の中に直接……!?


「(せ~いか~い。」

「(うざい。」

「(ぐさっ、ちーん。」


 おお、ちゃんとテレパシー送れてる。


「(お主………。」

「(なにかな?」

「(………まあいい。今回は見逃してやる。」

「(そんな事より聞きたい事があるんだが。」

「(…………なんだ。変な事だったら即行帰るが。」


 いや、お前何しに来たんだよ。帰ってどうする。


「(変な事じゃないから。

  単に、お前が『無実じゃい。』とか、ふざけた事言ってたのが気になったんだよ。」

「(わしは何時でも真剣じゃい。」

「(じゃあ俺が何で小さいか、その理由も聞かせて貰おうか。」


 実は女になった事より気になってる。


「(………さあ?」

「(おい、お前以外に誰がやるってんだよ。」

「(わしは15歳位にしかしてない。よって無罪。」

「(完全に有罪だろうが!」


 審議するまでも無い!


「(転生後、30分という制約付けたから、大丈夫だ、問題ない。」

「(問題だバカヤロウ!」

「(えー」

「(『えー』じゃない!」


 …はぁ、何でそんな事したんだよ、ホント。


「(折角お前の為を思ってやったのに…」


 ………どういう事だ?


「(やっぱロリが良いんだろうと思って合法にしたのに。」

「(…俺はロリコンじゃないと言ったよな?」

「(記憶に御座いませんな。」

「(おい………」

「(おっともうこんな時間か。

  わしはもう帰るんで、ここで一言。


  お主…………可愛いぜ。」

「(………そうらしいな。」

「(グッバイ。」



 はぁ…何でこの体創った本人が原因分からないんだよ。


 と言うかホント何しに来たんだ。

 合法ロリ直してくれないのかよ。

 可愛いとか言われてもそんな嬉しくないから。



 ミーちゃんに聞いた話で、現在の俺の容姿は結構良い事は分かってる。


 髪は自分で見た。

 肩甲骨くらいの長さで、色は黒に近い蒼。紺色とも違う。


 この身体は銀色の眼。きっと綺麗だろう。


 身長が低い所為もあって、それはそれは可愛い女の子なんだと。


 …ブスではなくて良かったと考えよう。



 ついでに現在の服装も言って置く。

 まぁさして言う事は無いんだが。


 単刀直入に言うと、ださい。

 良くある体操服感が漂っている。

 ちゃんと長袖半袖両方ある。

 まぁ動きやすいから良いけど。




 閑話休題。


 この、小さな膝の上に今置いている一冊の本。

 ミーちゃんから貰ったってのは、さっき言ったか。


 本を貰うまでの流れを口頭で説明するのはメンd…げふんげふん、難しいので、その時の会話をご覧下さい。


__________

__________


「えっと、フールさんが私を助けた、って事で良いんだよね?」

「………まぁそう言うことになるね。

 って言うか、なんで『さん』付け?

 別に呼び捨てでも何でも良いよ?」

「じゃあ………フールちゃん。」

「ちゃん………まあいいか。自分で言った事だし。

 で、どうしたの?」

「やっぱり助けて貰ったんだから、お礼はしなきゃと思ってさ。」

「いらないよ別に。」

「私があげたいの。

 ………と言ってもお金はあんまり無いから、物なんだけどね。」

「物?」

「うん、本がいいk「本!?」…かなと思った、ん、だけど?」

「へ? あ、うん! いや、私は本好きだけど、好きだけど!?

 やっぱ貰う訳には…!!

 ああでも! でも!」

「我慢は良くないよ? はいっ♪」

「あ、うん、どうも。…ありがとう?」

「いえいえ。」

__________

__________


………本についてはノーコメントだ。


 あと『ミーちゃん(・・・)』呼びなのは『フールちゃん(・・・)』に対抗したんじゃ…とか考えてはいけません。

 只の愛称です。

 本当ですよ?



 まぁそんな話は止めて。

 この本の内容についてもう少し話す。


 題名は『創世記』

 【ヒフォウ教】の経典の一部。聖書みたいな物でしょう。

 そういえは、聖書は世界最も売れている書物だったと思うけど、この本も結構多くの人が読んでいるらしい。

 内容を覚えて、自分の子供に教える人もいるそう。


 こんなに有名な物を『知らない。』と言ったら、凄い驚かれた。

 知ってて当たり前らしいです。


 …で、まぁさっきまでこれを読んでた。

 馬車の運転を交代したので暇だったし。


 べっ別に本好きが祟って興味が抑えられなかったとかじゃないんだからねっ//



 ………この身体だとこう言うのも似合うかも知れない。

 まぁしませんが。



感想下さいデス。



(2014;04/21改稿)

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