呪いの基礎
さてまずは『初めての呪術』から読んでみるとしよう。
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✴︎初めに
本書は呪術の基礎理論をまとめた本です。本書には危険極まりない実験、意味不明な妄言、無目的としか思えない呪術理論、ページを破った不届きものに対する呪いがふんだんに含まれています。
あくまでもそのことを理解した上でお読みください。また、分別のない若者や【魔力制御】のスキルを持たずに呪術に手を出そうと言う愚か者の手には渡らないよう特にご注意ください。
最後に本書が原因で身体欠損、精神異常、記憶障害、自我の消失などが起こった場合それに伴うすべての事故に対し筆者は一切の責任を負いません。
もし責任の所在を追求したいと言う正義感に溢れた方は、夜道にご注意した方が宜しいとご忠告致します。
創世歴2749年発刊
著者サキュリス・クライン
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いきなり強烈な文言から始まったな。
そう思いつつ私はページを捲った。
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✴︎呪術とは
呪術とは何か。それは長年幾多もの偉大なる先人が研究し、多数の犠牲者を出しながらも調べられてきた分野である。
その結果として呪術とは魔術・魔法とは明確に違う点があると推定されている。
それは魔法・魔術は魔力を外部に放出することで発動させているのに対し、呪術は体内の魔力を変質させて外部に放出することで発動させている点である。この変質した魔力を私たちは『呪詛』と命名した。
この呪詛は変質の際、生物にとって極めて有害なものとなっている。
基本的に体内魔力は外部からの干渉がない限り保有者に害をもたらすことは無い。
呪詛も同様に保有者には影響をもたらさない筈だが変質の影響で保有者にも多少なりとも影響をもたらす。
故に呪術は魔力とは別枠でHPを要求されたり、MGR、MTRが一定以下だと精神異常を引き起こしたりする。
それゆえ呪術師はHP、MGR、MTRを上げておく方が良いとされいる。
だがしかし私は全くそう思わない!
その理由は私の著書『呪術師としての在り方』に書いている。
《中略》
この章の最後に本書をここまで読んだものへの警告を記載しておく。
『呪術や呪詛についてはまだ未知の部分が多く。時には重大な事故を引き起こすこともある。
故に不要に危険な実験をせぬように』と昔から言われている。
例えば悪名高きカースブラッドバレーでの暴走呪詛複合連鎖汚染事故やアインス王国南東部の砂漠化事故など
歴史に残る事故は多く発生しそのたびに呪術師は安全のために様々な対策を施してきた。
だがそれがどうした!事故上等!
毎度呪術が事故を引き起こすように言われているが、クラシス皇国の火魔術研究所での獄炎暴発事故や、海洋国家アトランティスが引き起こした隣国ウェルステリア共和国の国土水没事件のように他の魔術も同じように事故を起こしているだろうが!むしろここ100年くらいは事故件数だけで言うなら、炎系統の魔術の事故件数は呪術の優に5倍はあるぞ!
この本を読んでいる諸君!君たちはおそらく呪術を志したものたちだと思う。
先人である私から一つアドバイスだ。
『リスクと事故を恐れるな。恐ろしく思い対策をとる、其れは決して悪いことではない。
寧ろ呪術師として必要なところだ。ただ行きすぎた恐怖は前に踏み込む勇気を失わせる。
かといって勇気と蛮勇を履き違えるな。
自分がしようとしていることを把握してから実験しろ。
自分がどんな呪いを作っているのか理解していない愚物の実験は大抵失敗する。
そいつが勝手に実験して勝手に死ぬのは問題ないが呪術の事故のほとんどは大規模なものが多い。
巻き込まれた方はたまったものではないぞ。
大事だから繰り返し言っておく、呪術の実験、特に新たな術式などは自分がどんな理論に基づいてその術式を創ったか理解してから実験しろ。
このことを意識しているうちは滅多に事故を引き起こすことはないだろう。
あったとしても術式にミスがあって暴発し術者を吹っ飛ばすくらいだ。
行き当たりばったりでうまくいくのは余程運が良い奴か一握りの天才か自分が今危険だと理解していない奴くらいだ。
ここまでの内容を理解できない輩は呪術には向いていないと自信を持って言える。
それでは諸君次の著書で会おう。』
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なかなか濃い内容だな。
次のページを読むとしよう。
あとこの人が著した『呪術師としての在り方』はあるのだろうか?
後で探してみよう。
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✴︎呪術基礎
呪術の術式を展開する時は魔法•魔術と同じく体内魔力を感知しておく必要がある。
まず目を瞑り心臓のあたりを意識しろ。心臓付近は魔力が多く分布している。
そして何か温かいものが留まっているのを感じたならばそれが魔力だ。
次にその魔力を動かしてみろ。イメージとしてはスライムが動いている感じだな。
そしてその魔力を心臓から全身に巡らせろ。
血流に乗せて流すイメージで全身を循環させることで全身に魔力を行き渡らせることができる。
そして手から血が噴き出すイメージで魔力を放出する。手に仄かに白く半透明な塊ができたら成功だ。
だがしかし、呪術はそこに一手間加える必要がある。
全身に魔力を行き渡して手から放出する時、魔力を変質させることが必要だ。
イメージとしては水が腐り毒性を帯びてゆくような感じだ。
実際そのような呪術もあるが今は割愛しよう。
そして手から放出した魔力が少しでも黒く濁っていたら成功だ、そこから魔力を放出し続けるとゆっくり黒く染まってゆき最終的には真っ黒になる。
通常の魔力の塊は物体に衝突した際は破裂し衝撃を与える程度だが、呪詛の塊は木や花などにぶつけてみると違った反応を示す。
そもそも呪詛と一括りに言っても幾つかの性質がある。
例えば他者のステータスを下げるもの、例えば肉体を傷つけるもの、例えば物質を変質させるもの、例えば状態異常を引き起こすものなど様々なものがある。
これは呪詛に変質するときも幾つかの変質の手段が存在し、それによって呪詛の性質が変化するのだろう。
また適性のある呪詛の性質を見極めるには木や花にぶつけてみるといい。きっと驚くだろう。
ちなみに行っておくが適性がなかったからといって呪術が使えないというわけではない。
適正はあくまで補助をしてくれる程度のものであり大事なのは努力!
まあ稀にいる100年に一度の天才といった者たちは努力などせずとも上達していくがな。
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ふむ、興味深い。
早速やってみるとしよう。
まずは心臓のあたりを意識する……集中して……集中……これか!
心臓の近くに温かい塊のようなものが留まっているのを感じる。
次はこれを全身に循環させればいいのか。
この温かな塊が溶けて全身を巡るイメージで魔力を移動させる。
「ふぬぬぬ……」
重い!動かそうと思ってもなかなか動こうとしない。ゆっくり動きはするのだがその速度は凄まじく遅く全身を循環させることができるのはいつになるか見当もつかない。
「こりゃ長丁場になるな。」
私は冷や汗を流しつつそう呟くのだった。
◆◆◆◆◆◆〜ゲーム内時間30分後〜
はあ、はあ、ようやく終わった。
一回でも全身に魔力を循環させるとそこからはあっという間に魔力を循環させられるようになった。
一度でも魔力が通ったところは2回目以降はスムーズに通るようになるようだ。
次は魔力の放出か。
循環する魔力を手に堰き止めるかの様に溜めて…放出!
「は!?」
その瞬間白く輝く15センチほどの魔力の塊が飛び出して……破裂。
轟音と共に私の頭を粉微塵に吹き飛ばした。
「アイル・ビー・バック!!!!」
◆◆◆◆◆◆〜ゲーム内時間10分後〜
やっと帰ってこれた。
職員の方々に散々叱られた。
図書館内で魔力を使用するときは部屋から本を持ち出してもいいから練習場でやるらしい。
ちなみにそのときは本を損壊しない様に最新の注意を払えと言われた。
なので早速練習場に移動しよう。
よし、到着!
練習場はまあまあ広めの壁も天井も真っ白な部屋だった。
魔力制御などの練習はここでやるらしい。
試し打ちなどをするときはまた別の部屋があるそうだ。
とりあえず前回の失敗の原因を探ろうか。
おそらくは破裂した時の威力が強すぎた、つまりは魔力を込めすぎたのだと思うがどうにも確証が持てない。
引き続き原因を探ってみよう。
そうやって調べているうちに気になる一文を見つけた。
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魔力を放出する際には魔力の量は少なめにしたほうが良い。
なぜなら多すぎるとき、制御から離れた魔力が体内に逆流して体内で爆発が発生すると同時に今まで制御していた分の魔力も破裂して内と外から同時にダメージを受けて体が破裂する。
特に魔力は意識していないと、心臓→左手(右手)→左足(右足)→右足(左足)→右手(左手)→頭→左手(右手)→心臓の2種類の経路を辿って体内を循環する。
従って手から魔力が逆流した時は手の1つ前である頭が最も損傷を受けやすい。
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おそらくはこれが言っているようにさっきは魔力の逆流による爆発と体外の魔力の破裂で頭が吹っ飛んだのだろう。
注意しなくては。よし、もう一度だ!
二回目:また多すぎて頭が吹き飛んだ。
三回目:魔力を放出するときに少しずつ出す様に意識しつつゆっくりやっていたら手が内側から爆発四散した。よし、一回死んでリスポーンしよう。
四回目:先ほどは魔力を放出する時少しずつ出しすぎたことで魔力が溜まりすぎたのが原因のようだ。
例えるならば水道の蛇口を塞いで水を流した結果圧力が高まりすぎて破裂した様なものだ。
そして今度は魔力が多すぎて頭が吹っ飛んだ。
五回目:多すぎる!
六回目:少ない!
七回目:慎重に…慎重に…少しずつ魔力の放出量を調節する。多すぎず…少なすぎず…魔力が停滞しないように。
そして、ついに!
私の手の上には直径5センチほどの仄かに白い球体が浮かんでいる。
ついに、ついに成功したのだ!!
「やったぞ!!」
思わず喜びの声が口から漏れてしまう。
だがそれも仕方がないことだろう、これまでの6回の死が無駄ではなかったのだから!
パチッ
「あ」
その瞬間喜びのあまり魔力の制御を手放してしまい魔力球が起爆。
私の視界が白い光で埋め尽くされた。
あれ?
死んでいない?!
何故か私は死んでいない。
魔力の塊が破裂した手は衝撃で痺れているものの、体のどこにも怪我はない。
何故だろう。
◆◆◆◆◆◆~少し後~
じっくり熟考した結果私は一つの仮説を思いついた。
まず破裂した魔力球だがあれはそもそも込められた魔力が少なめだったのであまり威力が出ず。
魔力の逆流による爆発や魔力が停滞することによる破裂は、ちょうど魔力が停滞せず尚且つ適切な量が消費されていたので起こらなかったのではないか?
つまり魔力を適切に多すぎず少なすぎず使ったならば、たとえ制御できなかったとしても術者への影響は最小限で済むのだろう。
よし!最後の工程に移ろう。
魔力を呪詛へと変質させなくてはならない。
腐って…汚染されて…毒性を帯びて…そういったイメージを持ちつつ魔力を放出していく。
気がつくと仄白い球は端からゆっくりと黒色に染まりつつあった。
「これはそのまま放出し続ければいいのかな。」
そう独り言を漏らしつつ椅子の背もたれに背を預けて楽な姿勢にする。
思えば今日はさまざまなことがあった。
図書館に来て、強烈な出だしの本を読んで、魔力を操作して、死んで…死んで…死んで。
うん、今日死んでばかりだな!
だがそのことも笑い飛ばせるくらい今日は本当に楽しい1日だ。
このゲームを教えてくれたあいつには今度お土産でも持っていくか。
そう考えているうちに魔力球は真っ黒に染まった。
あとはこれを草木にぶつければいいのか。
一回外に出よう。
そう思い立ち上がった瞬間足がふらついた。
「うおっと!」
そのまま倒れ込んだ瞬間手に激痛が走った。
「痛ったぁ!」
反射的に手を見ると倒れ込んだ拍子に呪詛の球に手が触れており、手が触れたところがうっすらと溶け始めていた。
「怖ぁ!これが私が適性のある呪詛の性質って…」
実際のところ適正はそんなに重要ではないけれど自分が適性のある呪詛が手が溶ける性質を持っていることには本当に驚いた。
で、さっきはなんでふらついたんだ?
そう思い確認すると
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MP0/0
状態:【魔力枯渇】
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となっていた。
【魔力枯渇】の状態異常は魔力がなくなると発生し、効果は軽い眩暈、頭痛、倦怠感、眠気etc...といったものだ。
魔力を放出しているときMPの残量を確認していなかったな。
次からは気をつけよう。
◆◆◆◆◆◆
場所を移して中庭へ。
とりあえず伸びた雑草に呪詛の塊を触れさせると草が萎れていき茶色くなってしまった。
そして抜いてみると根が溶けている。
やっぱり不気味だな。
◆◆◆◆◆◆
また練習場に戻ってきたぞ!
次のページを読んでみよう。
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✴︎呪術の発動
まず魔術とは体内から放出した魔力で魔術陣を描くことで発動する。
魔術陣とは魔術の発動媒体であり、その術式の根幹でもある。
魔術師は魔術陣を通して世界に干渉しているとも言われるほどだ。
詳しく説明するならば、基本属性の魔術は[放出した魔力]−[魔法陣を描くのに使用した魔力]の魔力を魔術陣によって属性を変化させるか物質に変換し、指向性を与え、形を変えて放出することで発動している。
例えば火弾は魔力を魔術陣によって火に変換し、弾丸の形にして勢いよく前方に発射する魔法だ。
では呪術はどうするか?
呪術の場合は呪詛で魔術陣を描くことで発動させる。
なので呪詛で火の魔術陣(呪術の魔法陣は呪術陣、呪陣などと呼ばれる)を描いたときは、その呪詛の性質が追加された火の魔術が発動する。
ただし基本的な呪術は状態異常やステータス低下といった呪詛の塊をぶつけているだけである。
なので理論上呪術はありとあらゆる魔術の上位互換だと思うかもしれない。
しかし、呪術には欠点がある。
まず呪術は非常にコストパフォーマンスが悪い。
通常の魔術に呪詛としての性質を付与しているので、それを維持するためのMP、呪詛の影響によるHPの消費が激しい。
また魔術は属性ごとに使用されている魔術文字が違っており、それを読み取り改造するだけでも一苦労だ。
特に上位魔術や誰かが製作した魔術はまれに独自の魔術言語体系で制作されている場合がある。
もちろん先人が遺した呪術を真似する分にはその魔術文字を知っている必要はない。
しかしそれでは更なる発展など夢のまた夢だ!
そのため呪術師はさまざまな属性の魔術言語を習得する必要がある。
だけれども当然1つの魔術スキルに傾倒していたら他の魔術スキルのレベルは上がらない。
これが呪術師がよく器用貧乏などと揶揄される理由である。
次に呪術陣の詳しい構造について説明しよう。
まず基本的なものは三重の円形でそれぞれの円の内側には縁に沿う様に魔術文字が書かれており中心部にはマークが描かれている。
このマークは火魔術ならば燃え盛る炎の様なマーク、風魔術ならば巻き起こる風といった感じになっており、呪術は黒く罅の入った三日月となっている。
これは三日月は『再生』や『成長』といった意味を持っているためだろう。
最も外側の円の内側の魔術文字は呪詛の性質、つまりは他者にどのような影響を与え、自分はどんな代償を負うのかを指定する。
2番目の円の内側の魔術文字は呪詛をどの様な形で発射するのかを指定し、最も内側の円は呪詛を発射する際の出力
や状態を指定する。
例えば麻痺呪霞という呪術は呪詛を『他者に麻痺の状態異常を付与する』性質に変えて『風などの影響を受ける空気より重い霧状』に変化させ、『とても弱い勢いで噴出させる』呪術だ。
これを理解することで呪術の術式の改良をしたり、新しく術式を作り出すことができる。
ここから先は呪術のさまざまな初心者向けの術式と魔術文字の一覧表を記載しておく。
さあさあ諸君!励みたまえ!学びたまえ!盗みたまえ!君たちの行く旅路に幸福があらんことを!
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すごく面白いな!
こうやって理論立てて解説してもらえるととても分かりやすい。
特に魔術陣が独自の文字を用いることで魔術のさまざまな事柄を指定しているのはプログラミングの様でとても面白そうだ!
早速やってみよう。
◆◆◆◆◆◆
魔術発射用の練習場に移動した。
壁や天井などが真っ白なのは変わらないが、部屋が横に広くなっており的のカカシが置いてあるなど魔術を試射するための部屋になっている
それでは早速始めるとしよう。
今私が使うことのできる呪術は【筋力低下】【恐怖】【速度低下】
の3種類だ。
このうち【恐怖】は相手が私を怖がっているか怯んでいる必要があるので今は使えない。
よって【筋力低下】と【速度低下】を使うとしよう。
そしてこの練習場のカカシはある程度までだったらステータスを設定して打ち込むことができる、またその時は呪術をレジストしたか、レジストできていないならどのくらいの変化があったかまで見れる優れものだ。
さあゆかん!
まずはMGR・MTRの数値を110に設定してやってみよう。
「【筋力低下】!」
呪詛を放出させると同時に呪術の発動を宣言。
ちなみに呪術陣の魔術文字と形を覚えているならば宣言しなくても自分で呪術陣を描くことで発動できるが、私はこれらの呪術陣を見たことがないのでできないな。
宣言した瞬間、放出した呪詛が勝手に呪術陣を形作りそこから黒いモワモワした塊が飛び出したかと思うと自転車くらいの速度でカカシに向かっていって破裂した!
「STRガ100カラ92ニダウンシマシタ」
ふむ次は【速度低下】を試してみよう。
これもまた同じ様に発射!
「AGIガ100カラ87ニダウンシマシタ」
ふむふむ、次は【筋力低下】と【速度低下】を同時に使えるか実験してみよう!
◆◆◆◆◆◆
「あー、だるい」
結局調べたいことが多すぎて気がついたら【魔力枯渇】になっていた。これほんとだるい。
それで検証の結果分かったことがある。
1:同時に展開できるのは2つまで
これは私の【魔力制御】のスキルレベルが足りていないのだろう。
2:同じ相手に何回も同じ呪術を当てると非常に効きにくくなる。
これは一時的に耐性が上昇することで起きると判明。
同じ相手に同じ攻撃を繰り返すのはやめておいたほうが賢明だろう。
3:【筋力低下】【速度低下】での下り幅はランダム性が強い
10下がる時もあれば5しか下がらない時もあった。
これは時に厄介なことになりそうなので改善必須。
4:【筋力低下】【速度低下】といったステータスを低下させる呪術はMGR・MTRの差によって効果が大きく変わるようだ。
それとも呪術全般がそうなのかもしれないが。
MGRとMTRの両方が私より低い時は差が大きければ大きいほど効果量が増大し、MGRまたはMTRのどちらかが私より高い時はレジストされるかが半々くらいになり、MTRとMGRの両方が私よりも高い時はほとんどかからなくなった。同じくらいの時も同様に半々。
それと使ってみた感想としては【速度低下】のレジスト時にすっ飛んできた移動速度低下・弱がなかなかに鬱陶しい。
それとやはりコストで結構持っていかれるので気付いたらコストも支払えない…という状況になりかねない。
結論としてはもっと手数を増やさなければ使い物にならん!
すいませんが前の話で少し納得できないところや、分かりにくいところがあったので少し書き直しました。
前の話の方がわかりやすい、ここが分かりにくいといった意見がありましたらお手数ですが感想欄の方に書いて頂かれると大変ありがたいです。
これからも面白くするため頑張っていくので、これからもこの小説をお楽しみください。
2023年3月25日 永久木春