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これからのことを考えて

本当に遅れてすいません、お待たせいたしました!


◆◆◆◆◆◆


 ふう、やっと街に戻ってこれた。

 さて、次は戦闘以外のことをしてみようか。せっかく《薬調合》や《毒調合》そして《呪術》といったスキルを持っているのだから、使って見たいと思うのが人の性だろう。

調べたところによると《呪術》を使おうと思うならば図書館へ、《薬調合》《毒調合》を使いたいならば薬師ギルドへ行く必要がある。まあまずは図書館に行ってみるか。


◆◆◆◆◆◆

「えーっと多分この大きな建物かな」

 中に入ってみるとそこには見た目よりも遥かに広大な空間が広がっていた.

これはいったいどういうことだろうか?

「受付」と書かれたカウンターがあったので質問してみよう。


「すいません」

「はい、新規利用者の方ですね。当図書館へようこそ!この図書館の仕組みは知っていますか?」

「いいえ、ここに来たばかりなもので。」

「ではご説明させていただきます。この図書館は空間系の魔術によって内部空間が拡張されております。そしてこの図書館には今までの先人たちの研究結果や論文が数多く所蔵されています。また、当図書には魔術の練習場が付属しており自分で作り出した魔術をすぐに試してみることができます。」

「分かりやすい説明ありがとうございます。」

「それでは何泊ほどお泊まりになられますか?」

「何泊!?」

「はい、魔術師の方は熱中すると数日は泊まり込みで研究するので図書館の各所には仮眠をとるための部屋が設置されています。」

「とりあえずは1日でお願いします」

「分かりました。1日でしたら使用料金はかかりません。」

「あと、呪術の類の本はどこにありますか?」

「ああ、呪術のコーナーはここからまっすぐそこの本棚を通っていくと廊下があるので、その廊下を通って行った先にあるホールにある幾つかの扉の一つです。扉は見たらすぐわかると思いますよ。」

「ありがとうございます。」


よし、場所もわかったことだし行くとしよう。


 とりあえずホールに着いたが幾つかの扉のうち呪術のコーナーの扉は…多分あれだな。

扉に結構リアルな骸骨が彫られており夜中子供が見たら泣き出すような見た目をしている。一体どこの誰がこんな物を作ったのか。

まあいいとりあえず入ってみるか……なんでドアノッカーが目の光る山羊のツノが生えた髑髏なんだ?


 入ってみるとそこは中世ヨーロッパ風の建築空間を思わせる円形ドーム状の部屋となっており吹き抜けの2階も書架になっている。ただ一点文句苦情を言うとすれば…窓をつけろ!

 そのせいで室内が暗い上に灯がランタンのみなので凄く不気味な雰囲気が漂っている。

とりあえず本を見てみるか…どれどれえーっと……暗すぎて読めるかこんなもん!

どっかに燭台の類は…おっ、あったあった。これで読めるはず。

『呪術大全』

『呪術におけるコストと自然魔力との相関関係について』

『初めての呪術』

『1日でわかる!呪術のキホン』

『蠱毒の始め方』

『呪術:呪詛起爆の術式考察』

なかなかに個性的なチョイスだな。

とりあえずこの『初めての呪術』と『1日でわかる!呪術のキホン』は名前的に初心者向けのようだからこれを読んでみよう。

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