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8,スライムに勝利!

 え?ちょっと待って?


 スライムに弾き返された?


 前世では最弱の代名詞。


 そしてこの世界でも最弱であるらしいそれに?


 何が勇者の剣だろう。


 いや僕が弱すぎるのが悪いのか。


 幸いなことに相手はただボヨンボヨンしているだけで、反撃もただ突進してくるだけだ。


 直撃しても、よろめきはするものの何ら問題はない。


 問題はこのゼリー状の体である。僕の与えるベクトルをそのまま弾き返すようであった。


「だが他に方法はないか」


 僕はゴリ押すことにした。とりあえず最初の一匹が大事なのだ。


 なんとかよろめきを抑えつつ、斬撃を繰り返す。


「はぁっ!、、はぁっ!」


 途中から農作業の経験を生かし、畑を耕すイメージで切りつけて行った。


 次第になれてはきたものの、なかなか切れない。


 しかし、それでもムキになって繰り返しやっているとスライムの形が変化してきた。効いている証拠だ。


 そしてそのまま数十分かけてなんとか体にキズをつけていくようにダメージを与え、弱々しくなったところを一気に畳み掛ける。


「いいかげんにっ、、!」


 ボロっ、、


 スライムの体が崩壊していった。


 そう、僕が倒したんだ。


「やった、、!」


 達成感。


 そう心が満ち足りた気分になってきた。


 今までの毎日の変わらない穏やかな生活とはまた違う充実感。


 勝ち取った達成感は何事にも変えたかった。


 だがその時である。


「ッ、、?!」


 体に違和感。


 具体的には体が熱くなってきた。


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