三人の彼女に囲まれながら。さあ、冒険の時間だ!
我もハーレムに入れてくれんか?」
そんなことを言ったのだ。
それを聞いた二人は、ゴゴゴゴと効果音が出そうな殺気を放つと、
「いいわけ無いでしょうがーー!」
「ムキー!この魔王めぇー!よくも私たちのユーくんに!」
あ。なんか二人共戦闘態勢にスイッチが入った。
後衛とはいえ勇者の力でレベルアップしているのだ。その力は一般のものじゃない。だから、
「はっ!」
「えいっ!」
力技でそのデバフから逃れることができた。
「なぬ!?我のデバフを!?」
そして、魔王に迫ってくる。その剣幕は二人共鬼を彷彿させた。
「な、なんじゃ!そこまで怒らなくてもええじゃろ!
一人くらい増えてもええじゃないか!」
「そんなわけないでしょ!
ただでさえ二人なんて多いのに、、!
あなたまでハーレムになったら私たちの取り分がないでしょうがー!」
「例えあなたの気持ちが本物でも、それでも私のほうが愛している気持ちは強いんだからぁ!」
「むぅ!わからず屋め!
こんないい婿を二人占めだなんて罰があたるぞ!
それに貴様らではユーどのに釣り合わないのじゃ!」
「あっ、言ったわね!?」
「少しお仕置きが必要なようねぇっ!」
そして、三人でで鬼ごっこをする。
「やれやれ、、」
なんという緊張感のなさだろう。
魔王は、次第に挟み撃ちで追い詰められる。
「もう逃さないわよ〜!訂正しなさいさっきの宣言、、!」
「あなたみたいな幼女がユーくんに釣り合わないわよっ!」
後退りする魔王
「む、むぅ、、!ん?」
しかし、背後の逃げ道を見つけ出して、その入り口へと走った。
「あっ!そこは、、!」
「待ちなさーい!」
「ふふふ!わしもついていくったらついていくのじゃー!」
そう、魔王は背後の空間の切れ目の入り口へと逃げていく。
それを追いかけるアリサとマリヤ。
『天界への階段』ダンジョンへと魔王を追いかけ入っていった。
「やれやれ。また賑やかになるな」
仕方なく僕も走り出す。
こうして、僕らのパーティに新しいメンバーが加わった。
三人の冒険でも楽しかったのに、四人になってこれからの旅はどれだけ楽しくなることだろう。
そう、僕らの物語はまだ始まったばかりなのだ。
新たなる冒険の始まり、ダンジョンの入り口へと一歩踏み出す。
「さあ、冒険の時間だ!」
完




