こちらに有利なもの、何がおかしい!
それはほか二人も同じことのようだった。
アリサの敵は腕がバキバキになるほど弓を打ち続けているし、マリヤの敵は体中の穴から血を流して攻撃し続けている。
実力が同等ならば拮抗するだけまだマシ。だが相手はこっちがもってないものをもっているのだ。自分の体を顧みないという最大の長所を、、!
せめてこっちにも何か有利な点があれば、、!
そう考えた時、一つのひらめきが脳裏を駆け巡った。
「そうか、、こっちが持っているものを使えば。あるいは、。!」
このままだと、どちらにせよジリ貧。僕はすぐさま二人に呼びかけた。
「みんな!僕にエンチャントしてくれ!」
「! わかった!」
「今すぐにでもぉ!」
二人とも押されているが、全力で攻撃と攻撃の合間を縫ってエンチャントを飛ばしてきてくれた。
「これならぁっ!」
そして全力の一撃を僕のそっくりさんに叩き込む。
「く、けっ、、!」
やはり。効いている。僕は今のうちに攻撃を容赦なく叩き込んだ。
だがしかし、相手もその戦法を真似して僕の相手にエンチャントを与えてきた。
「くけーっ!」
形勢逆転とばかりにニヤリとそいつは笑い、かかってくる。しかし
ばきっ!!
「く、け、、?」
カウンターで弾き返した。
そう、スターテスが同じでエンチャントも乗っている。両者条件は同じのはずだ。それで感情を無視できるぶん、自分らのほうが有利。
そう、こいつらは考えていることだろう。だが、実際は違った。
ばぎっ!ごきっ!
「くけっ!ぐっ!げっ!」
圧倒的にこちらの方が有利。一瞬気絶するほどの一撃を見舞ったあと、僕は確信を持って仲間二人に告げた。
「アリサ!マリヤ!こっちは半ば片付いた!あとは皆でヤルぞ!」
「ええ!」「わかったわぁ!」
僕達は二体三の数的有利を利用して相手をのし、3人ひとつの場所に固まった。そして、
「てぇぇい!」
アリサが射る。
「はっ!」
マリヤがそれを操作する。
「だぁあぁぁぁ!」
そして僕が気合を貯める。
そして出来上がったのは巨大な魔法陣である。
「な、なんだ!?くけ?なんだその力は!?」
「お前にはわからない力さ!」
いつの間にか一体にまとまっていたマネッコマネッカが戸惑うように問うた。
「いや、くけけけけけ!!そんなはずはない!私の能力は相手を完璧にコピーする!ならばそのスキルも完璧にコピーできるはずだ!」
そういって彼はまた三体に分裂すると、同じことをしようと真似しだすのだ。
「くけけ!何をしているか分からないが、私は誤差一ミリも違わずコピーできるのだ!」
「ふふっ」
「何がおかしい!」




