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開放の結果その二、ライトニングエクスプロージョンというらしい


 そして、マリヤは本物の詠唱破棄を完全に使いこなしつつ、カード型のスクロールを開発した。


 これは、魔本にしおりのように挟んでおくことで、その頁の魔法をカードに写し取ることができるすごいアイテムである。なんでもカード自体に魔法陣をコピーする魔法陣を書いているんだとか。


 そしてカードには、重みがある。紙と違い、手裏剣のように飛ばすことができるのだ。


 これによってある程度狙った位置から強大な魔法を仕掛けることができる。


 前衛の僕がいる位置にマリヤがカードを飛ばす。


 そしてスカイワームが僕と戦っているなか、マリヤが好きなタイミングで魔法を発動させる。


 また、前衛を突破されたときもこのカード式魔法陣が役に立った。


 勝ち誇り、油断していた敵の無防備な部分に攻撃されるのである。


 魔人もそうだが、モンスターは無意識に来るとわかっている部分に魔力を集中させダメージを軽減させるのだ。


 つまりその魔力の壁を無くした相手にマリヤの高火力魔法。


 ほとんどの敵は直撃はイコール即死を意味した。


 さらにカードを使い、効率的に結界を作り出しすこともできる。


 結界の範囲内の味方全員にヒーリングやバフさえもお手の物である。 



 そしてかく言う僕は、自然に手から魔法を出すことができるようになった。


「ファイヤー!」


 しゅぼっ!


 トレント型のモンスターは総じて火に弱い。


 尖った葉っぱを飛ばしてきたり、ツルで巻き付かれた時などに便利だった。


 その他にも、水魔法で泥を落としたり、雷魔法で攻撃の隙をカバーしたりと便利だった。


 そう、僕は属性魔法全種類、さすがにマリヤよりも高火力広範囲とは行かないまでも、それなりに使いこなせるようになっていったのだ。


 マリヤなどは、


「す、すごいですわぁ、、!でもなんで魔法陣もスクロールも無しに魔法が使えるのです?!」


 などと困惑していた。まあ、多分勇者だからだろう。


 伝説によれば勇者は剣術だけでなく、あらゆる魔法を使いこなすとあった。


 また、勇者の伝説を思い出し、エンチャント魔法などを使ってみることにした。


「ファイヤーソード!」


 勇者の剣の刀身が炎に包まれる。ただ刀身が燃えてるだけでなく、炎自体が切れ味を持っているような感覚。


 効果は歴然で、途中途中でエンチャントを継ぎ足さねばならないものの、ダメージが上がっていたのだ。


 さらに、水魔法ならば、変幻自在の剣技、雷魔法ならば俊足のスピード剣技など、効果も異なるようだった。


 また、何やら乗ってきたときには爆発光魔法をはなてるようになった。伝説によれば勇者特有のスキルらしく、ライトニングエクスプロージョンというらしい。

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