森の戦い、ここまでは順調
「うん。分かる。
なんか前はもっと苦労して敵倒してた気がするもん」
「ふふふ、私なんかは余裕になった分、無意味にユーくんを回復させてますわよぉ」
「あー!マリヤ!あなただけ回復魔法が使えるからって!」
「ははは」
だが、この時の僕らは知らなかった。
そんな僕らでもかなわない相手が山ほどいるということを。
あれからさらに進んでいったところ街についた。
街は規模の差があれど、確実に体力を回復させる唯一の手段なので、近くにあればかならすよっていくことにしている。
そこで街の人たちはしきりにこう言っていたのだ。
「なあ、あんた旅人か冒険者だろ?
悪いことは言わねぇ。
この先の森のモンスターはかなり手強い。挑戦するのはやめときな」
そう、何度も忠告されたのである。
「ご親切にありがとうございます。
ても、僕たちはどうしても森の先に用があるのですよ」
「な、なに!?悪いことはいわねえ!やめとけやめとけ!」
「大丈夫だっていってるでしょ!」
「いや、しかしだな」
「あなた、ユーくんの強さを知らないからそう言えるのですわぁ!」
「何を隠そうユーくんは、、ゆう」
「こらこら、二人とも。それは言わない約束でしょ」
「はーい」
そう、この街はちょうど森の手前にある街である。
その昔、森に挑戦しようとした冒険者たちがそのモンスターの強さにここで溜まっていたのがこの街の始まりだとか。
でも最初は大丈夫だと高をくくっていたが、こうなんども言われると少し考えてしまう。
「大丈夫かなぁ、、。
魔人でも苦労するようなモンスターがうじゃうじゃいるらしいし」
「大丈夫だよ!そんなに強くなっといて、気弱なんだから。
やっぱりユーはユーだね!」
「ちょっと!それどういう意味!」
「ふふふ、アリサの言うことは気にしないほうがいいですわよぉ?
でも、あなたが強いということだけは同感ですわ。
あなたはもっと自分に自身をもったほうがいいですわよ?」
「そうだよっ!」
「そう言われると、、確かに大丈夫な気がしてきた!
ありがとう!アリサ!マリヤ!」
そういうことで、僕らは比較的気楽な感覚で突入したのだった。
だが、実際、街の人の言うとおり、モンスターの強さが急激に恐ろしいほどになったのだ。
「ぎゃおー!!」
早速エンカウントしたドレイクリーダーが炎魔法を吐き、そしてドレイクの子分が直接攻撃で襲いかかる。
僕は斬撃とその衝撃波を駆使して前衛を守っていた。
さらに、炎のブレスについては、マリヤが行うマジックシールドによってガードされた。
そして返しの攻撃としてアリサのレインアローにより、ドレイクの子分をいくつか撃ち落とす。
ここまでは順調だった。
しかし、ドレイクリーダーが突っ込んで来た時から変わったのだ。




