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強くなった僕ら、最近楽勝すぎない?



 そして、それからの旅で、魔王の城に近づくたびに強敵と戦う回数が増えていった。


 きっと普通の人なら引き返しているか、途中でやられていただろう。


 しかし僕らには勇者の力があった。


 あれからマリヤとアリサの熟練は目を見張るものがあったのだ。


 ここは魔王大陸の砂漠地帯。


 ここには二足歩行の昆虫のようなモンスターが燃える球体を生み出し飛ばしてきた。それも数十匹という無数の数だ。


 以前なら強敵だった相手、しかし今の僕らは、、


 マリヤが叫ぶ。


「トリプルエグゼクティブ!」


 そして魔本と呼ぶそれをめくると共に、魔法陣が発動する。


 ポワポワポワ、、っ!


 マリヤはスクロールを本のように装幀し、それらをめくる。そうすることで適当な魔法陣を周囲に発動するのだ。


 そして、そのモンスターを、


 カチカチカチカチ、、


 ジュワーッ!


 バチバチバチッ!


 氷魔法で動きを封じ、水魔法で炎を消し、雷魔法でダメージを与えた。


 そう、対する敵に有効な魔法を3つ同時に瞬時に発動できるようになったのだ。


 続いてアリサは弓矢を射る。


「レインアロー!」


 その魔力の矢は、弓を引くとともに、自動的に装填できるようになった。


 以前は多少のチャージ時間があったが、もはや今では魔力の矢を通常攻撃にしていることのほうが多い。


 そして彼女は指を離し、矢を放つ、


 ヒュ、


 敵上空の何もないところに魔力の矢が到達する。その瞬間、


 バババババン!


 真上で分裂し、そのモンスターの装甲の隙間など、適確に急所に矢が突き当たった。


 僕はというと、


「てええええい!」


 接近して剣をふるう。その昆虫の鎧ごと切断。


 それだけではなく、周囲にいた斬撃の延長線上にいた敵も、威力は劣るもののダメージを与える。


 そう、いつの間にかたはだ勇者の剣を振るだけで斬撃が飛んでいくようになったのだ。


 そうして僕らは作業とばかりに大量の敵を処理していく。


 残骸が残ると、それに応じた敵のパワーを僕たちは自動的に吸収した。


 思わず喜びの言葉を発してしまう。


「完全勝利ね!」


「弱すぎるわぁ」


「気を引き締めて行こう!」


 さらに、このモンスターでは弱すぎて見せることはできなかったが、僕らの回避力や防御力、そして再生スピードまで上昇。


 特に僕に限っては基礎体力、再生力が化け物じみたものになった。


 一度油断してお腹を突き刺されたことがあったが、しかし自力で抜け出して再び向かうときには治っていたほどである。


 しばらくそれで無双していったのだ。


「なんか最近楽勝すぎない?」


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