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修行する二人、今日はもう寝る



 それからその夜のことである。


 僕らはいつものやうに人数分のテントを建てて、野営をしていた。


 魔王討伐のため、モンスターとバトルする毎日。


 だが、そんな中でもリラックスしてそれぞれの時間を取ることは精神的に大事だ。


 明確な時間制限はないのであるのだし、焦り過ぎは無用なミスを生むかもしれない。


 というわけで、この夕食を食べ終わったこの時間は、ねむるまで基本各自の自由時間としているのだ。


 まあ、たまにモンスターの襲撃がくるのだが、、。


 そうでないのなら、いつもはアリサは矢の補充して終わり次第三人で焚き火を囲みおしゃべりするのがいつもの日課だ。


 しかし、今日は皆あさっての方向を向いている。


「あの?どうしたの?二人共?」


「「ふんっ!」」


 何やら今日はそんな気はないようだった。


 アリサは手のひらに魔力の矢を作り出す練習、そしてマリヤは筆とキャンバスを出して何事かを考えていた。


「二人共、こんな時間にまで頑張ることはないと思うけど、、」


 アリサ曰く、


「いや、違うのよ。これは趣味でやっているの。楽しいからやってるだけなよよ。

 別にそこの女よりも役に立つことをユーに示したいとか、そういうんじゃないから」


 マリヤ曰く、


「こちらとしてもぉ、少し魔力がパワーアップしたからって調子に乗っている人にいつまでも負けてられませんからぁ。


 それに、あの娘がパワーアップしたということはもともと強い私はもっとパワーアップしてるってことでしょお?」


「いいんだよ?別にマリヤは今ユーとおしゃべりしてても。

 私に追い越されない今のうちにユーを独占してれば?」


「その手には乗りませんわぁ、あなた自分だけ強くなってユーくんにアピールするうもりなんでしょ?」


「う、うん、、分かった。そこまで言うなら何も言わないよ、、」


「「ふんっ!」」


 大丈夫だろうか。強くなる努力を積極的にしてくれるのは旅の趣旨的に間違ってはいない。


 しかし、無理のし過ぎは禁物である。心配になりつつも、今日はもう寝ることにしたのだ。


 そして、それから数日が経った。


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