なでなで検証、その時のアリサは、、!
マリヤはにやりと何故か意地悪な顔をして応える。
「アリサさん、、いいじゃないですかぁ、
私の場合この方が気分も楽になるのよ。実際魔法も出しやすくなるしぃ。
相手が勇者だからかしかね?」
そう言って本当に気持ち良さそうに頭を僕に傾かせてきた。
「そこまでマリヤが感じるなら、勇者の力にそんなものがあるのかもな、、
なら戦闘終了時、MPが切れたっていうなら、いつでも撫でてあげるよ」
それに対し、アリサは、、
「え?ユーまでそんなこというの、、?
だったら私もやって欲しい、、
実はMPが切れてて、、てへへ」
「もちろんいいよ」
「やったぁ!」
嬉しがってぴょんぴょん跳ねるアリサだが、すこし引っかかることに気がついた。
「あれ?でもアリサって今日魔法使ったっけ?
魔法属性が弱点じゃない敵だからエンチャントしてなかったんじゃ?」
その疑問にぴたっと固まり、ぷるぷると震えるアリサ
「う、うっさいわね!
いいわよ別に!私はろくに魔法を使えないのがいけないんでしょ!
どーせマリヤみたいに強い攻撃魔法なんて撃てないわよ!」
そして大股であさっての方向へいく。
「ちょ、ちょっとアリサ!どこに行くんだい!?」
「ちょっとトイレ!」
トイレなら仕方ないが、、。
アリサ、どうしたんだろう。最近感情の起伏が激しすぎる。もしかしてぽーむしっくというやつだろうか。
「何か心当たりはない?マリヤ」
「さあ?女の子の日かしらぁ?
女の子は月に一度、不安になってくることがあるのぉ」
「へぇ、だからだったのか、、
だったら後でアリサにも頭さすさすしたほうが楽になるかもしれないね、、」
「そ、それはぁ、、!」
急に焦りだしたマリヤ。
「ユーくんハンドはMP回復だけにしか効かないのよっ!
だから意味ないと思うわっ!」
「え?でも何でも試してみないとわかんないじゃん」
「分かるのよっ!
魔法職だからユーくんハンドの効能がなんとなくわかったのよ!」
よく分からないが、彼女が必死になっていうのならそうなのだろう。
大体マリヤが嘘をつく理由なんてないし。
「なるほど、僕の勇者の力が助けになればと思ったんだけど。
じゃあ今はそっとしとこうか」
「そうよっ!
それはそうとぉ、まだMPが回復してないからもっとさすってくれない?
検証のために今度は背中を、、」
結果的に、どこを撫でてもいいらしい。マリヤがいると色々なことが分かって助かったよ。
そうやって僕らはお喋りしながら話をしていたのだ。
だけどそのときは知る由もなかったのだ。
(ところでアリサはまだだろうか、、)
当のアリサは危険な目にあっているということを、、!




