三人での戦闘、全てはその女の妄想よ!
それから僕たちは魔王大陸のモンスターたちをどんどんと倒していった。
特に魔法使いのマリヤの本気の魔法は凄まじかった。
僕とアリサは剣と弓でスケルトンの足止めをしている。
このスケルトンはいきなり地面から大量に這い出た。しかも一匹一匹が地味に固く、関節を狙わなければ切断できない。
アリサが矢を撃って目の前のスケルトンの武器を撃ち落とした。
「とりゃ!」
その隙に剣で攻撃してゆく。
ともかく生半可な相手ではない。
その間、マリヤはマナを集中させて詠唱。
しばらくして背後から声が飛んだ。
「ユーくん!こっちは準備完了よぉ!」
「よしっ!たのむ!マリヤ!」
僕は飛び退く。
最近マリヤの魔法をかすっても平気になってきたのだ。
おそらく目論見通りレベルが上がっているからであろう。
だからもっと近くても良いのだが、しかし万が一ということもある。
僕が安全な位置に対比したのを確認し
「ファイヤーバーン!」
タイミングよく発動する。
キーワードと共に魔法陣から炎が吹き出してモンスターを広範囲に焼き尽くす。
「やったぁ!」
「やっぱり便利だね。魔法って」
「悔しいけど、認めざるを得ないわね、、」
このスケルトンは屈強な体をしており、骨太だった。
倒すのに何回も関節を斬りつけなくてはいけないしその数も多い。
マリヤの魔法がなけれぱ体力をその分消耗していただろう。
「あんな大規模な魔法を使って大丈夫かい?」
「ええ。すこし息は切れるけどぉ、このくらいなら何回でも撃てちゃうわよぉ」
「ムリしないでよ?倒れたら元も子もないだから」
「ユーくん、、優しいのねぇ、、」
何やら顔を赤くするマリヤ。最近くん付で呼んでくれるようになった彼女は、そうして嬉しがっていることが多い。
「うーん。確かに今のは少しマナを使いすぎたかもぉ」
「ほんと?何か僕にできることはない?」
「じゃあ、、」
マリヤは顔を赤らめなが、言った。
「頭さすってぇ? そうしたほうがマナの回復も早くなる気がするのぉ」
最近では、君付けだけでなく、こういうスキンシップも取るようになってきた。
マナも回復するといあのなら、もちろん僕は断る理由はない。
「分かった。いいよ」
「やったぁ!」
僕は彼女の頭を撫でると、気持ち良さそうに目を細める。やはりMPご回復しているのだろうか。
そうやっているところにアリサがキツめの声で、
「ちょっと!マリヤ!何甘えてるのよ!
ユー!騙されちゃだめ!頭を撫でなれたくらいでMP回復するわけないじゃない!
すべてその女の妄想よ!」




