アリサの弱点!すみませんこんな時間まで!
「そうか、、。大変だったんだね。それなら快く受けるよ」
「ありがとうございますぅ!」
「ちょっと!私たちは魔王を倒さなきゃいけないの!!そんな暇はないわっ!」
むう。それでもアリサの心は動かない。
だが、彼女はこんなところで仲間はずれにされてずっと一人なのだ。
どうにかして憤慨する彼女を説得しなければ、、。
少し考えて僕はアリサに顔を近づける。
「ちょっと耳貸して」
「えっ」
顔を近づけると同時に、何故か赤面して硬直する彼女。
よく分からないが、とにかくそのまま僕はアリサの耳元でコソコソ言った。
「 魔王討伐と全く無関係というわけではないさ。
マリヤの魔法は僕達の冒険に役立つよ?
彼女の魔法は家を破壊するほど。戦力として必要では?」
「、、、、」
急に大人しくなるアリサ。僕は、必死に考えてマリヤのアピールポイントを代わりに言う。
僕の言うことにも一理あると踏んだのか、彼女は急に静かになってうつむきながら僕の言うことを聞いてくれた。
僕は続ける。
「前に本で読んだけど、攻撃魔法っていうのは、せいぜい出せて、相手の体の一部を傷めつける程度なんだ。
でも彼女は、失敗で家一つ分の火力を出せる。これらすごい才能だと思わない?」
何やらアリサは目をぎゅっと閉じて震えている。
僕はこれを好機と捉え説得を続ける。
「きっと彼女も内申では魔法を使いたいんだよ。
だったら仲間に入れられるチャンスはあると思わない」
そして、ガシっとアリサの肩を掴んだ。
しっかりと気持ちが伝わるよう、間近で彼女の目を見る。
「! う、うん。わ、わかったわ、、」
分かってくれた!
「ありがとう!アリサ!」
僕はニッコリと笑った。
ハッとするアリサ。そしてあわわとテンパりながら慌てて言う。
「わかった!わかったから、モデルでも何でもするから少し離れて!」
「え?ああ、うん」
僕は顔を離す。
アリサの様子が少しおかしい?
そういえば、コソコソ話ときから何やらおかしかった気がする。今ややけにもじもじして大人しくなるアリサだ。どうしてなのだろうか?
よく分からないが、これがアリサの弱点なのだろうか?
ともかく僕たちはマリヤの絵のモデルになることになった。
しかし、、
「動かないで!」
「「は、はい!」」
絵を書いている時の彼女は別人だった。筆が凄まじい速度だが、何やらこうじゃないと破り捨てている。
その一枚をこっそり見てみるとまるで本物のような仕上がりだった。なにが行けないんだろうか?
ともかくその日はいつの間にかすっかり夜も更けた。
ふと、マリヤが周囲を見渡し、我に返る。
「はうあぁっ!すいませんこんな時間までえ、、」




