勝利!ケンカするんじゃねぇぞ
勇者の剣ならば効くかも。なんてったって勇者の剣だし。
そして、この剣のおかげでレベルアップという謎の現象が起きているんだ。きっと魔法的な攻撃もできるに違いない。
だが、しかしそれには接近する必要がある。だったら、、!
「アリサ!矢であいつの気を引いて!」
「何か考えが?」
「 うん、僕に任せてほしい 」
「了解!」
そして僕はこっそりと船員にボートを借りる。
「ボートを出してください。エレメンタルに奇襲します」
「 大丈夫ですか!?危ないですよ!!」
「でも近づかなきゃ勝てないでしょ?」
「、、わかりました 」
こっそりと裏手からエレメンタルへと近づく。
初めて船を漕いだが、風がほとんどないので楽だった。
大変だったのはじっと息を凝らすことだろう。アリサが頑張ってくれたので、すぐ近くに近づいても敵は気がつかなかった
そして、
「くらえー!」
僕は飛び上がってエレメンタルに剣を振り下ろした。
その瞬間僕に気がついたようで、相手は目玉を振り向かせるがもう遅い。
「ぐええええええ!!」
一刀両断。思ったとおり勇者の剣は魔法の剣だったらしい。
アリサがダメージを与えてくれていたおかげか、その一撃で勝負は決した。
空間に溶けていく敵。
エレメンタルが起こしていた嵐が止んでゆく。
「やったわね!」
「いえーい!」
船に戻った僕とアリサはハイタッチした。この戦いでなんとなくありさとの間に友情のようなものが芽生えた気がする。
「むにゃむにゃ、ん?もう終わったか。」
船長が起きた。 しばらくキョロキョロする。
「船長!あの強そうな怪物は客人が倒してくれました!」
「やはりか、、それができるんじゃないかって思ってたよあの女の子は。
やはり俺の目に狂いはねえようだな 」
「 いえ!とどめはあの少年がさしました」
「何!?ふふ、、俺にはわかってたよ。
実は強いのはあの少年だってことはな。
よーしお前ら!嵐が止んだなら 何ぼさっと突っ立ってやがる! さっさと目的地に舵をとれ!」
「アイアイサー!」
そして船長ははしゃぐ僕達をみてひとりごちた。
「ふふふ。お似合いのカップルじゃねえか、ケンカすんじゃねえぞ」




