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15,嵐の船出


 そのひげの船員は声を張り上げて言った。


「 そして俺はこの船の船長だ。そろそろ出発するぞ!」


「はい!船長 」


 ひげ船長と僕ら、と休んでいたその他の船員は船に乗り込んだ。


 そして、出発してから一時間後、


 ごおおおおおおお!!


 平和な天候から一変、何やら本格的に嵐がやってきた。


「 大変なことになってきたわね」


「うん」


 前世からの僕は船酔いをしやすい性質でだった。


 しかし今は不思議とこんな嵐でも平気だ。


 おそらくレベルアップをしたからなのだろうか。勇者様々である。


 しかし、こんな不安定な足場で今度はほおりだされないが心配だ。


 船長も不安げに外を見つめる。


「こんな嵐は船長の俺でも見たことがねぇ 」


「これは一旦引き返すしか、、」


「 そうだな、おいおめえら!引き返すぞぉ! 」


 しかし、一人の船員が焦った声で走ってきてこう言った。


「船長!大変です!舵が効きません!」


「なーにー!?」


 つまり、やばい。


 アリサは船長に大声で聞いた。


「 ちょっとどうすんのよ!」


「仕方ない。こういう時はあれをするしかない!」


「あれ?!」


 それをすれば助かるのだろうか。


「何ですか?!この状況を打開できることなら、、!」


「それは、、」


 船長はもったいつけて言った。


「海の神に祈ることだ!!」


 もういって南無阿弥陀仏と何やらブツブツ言い始めたのだ。


「だめだこりゃ 」

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