エピローグ〜平和だった日常〜
誤字が多いかもしれませんが、完結まで連載しようと思うのでよろしくお願いします。あと初回なのであと数話今日中に投稿したいと思います。
僕の住んでるこの村は、一見なんの変哲もない小さなところだ。
だが、実はこの村はあることで有名だった。
それは勇者の故郷であるという村である。
大昔、魔王を倒したある一人の勇者。
その勇者は、その剣を元あったこの村の大岩へと突き刺したのである。
以来その剣をぬけるものは、魔王を倒す力を得ると言われているのだ。
その伝説を耳にした勇者志願者や、力自慢、財宝に目がくらんだトレジャーハンターがあつまり、ちょっとした街になったのである。
が、しかしそれも大昔のことである。今では街というよりも村。
若干寂れているものの、それは平和な証拠であった。
僕の日常も何事もなく、こうやって本を読んで過ごすことができる。
最近では勇者の伝説についての本をよく読んでいた。
「へえ、勇者は敵を倒すほど強くなる能力があったのか、、レベルアップ?
そんなゲームみたいな力があるなんて面白いなぁ」
そうそれは毎日の日課。自分の畑の手入れが終わったら寝食以外はずっと本を読み漁っている。
最初は大変だった。『前世』ではやったことのない農作業。しかし慣れれはそこまで苦ではない。
その合間に興味深い勇者と魔王の歴史を知ることが最近のマイブームだ。勇者で有名な村とだけあって、そういう本だけは大量にある。
そこには、歴代勇者が経験したことや、モンスターたちの色々な情報が乗っているのだ。
「楽しいなぁ、、」
そう、そんな、大変でも、嫌なこともない、退屈な日常。
しかし、その日常はすぐに崩れ去ることをこの時の僕は知らなかった、