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話し合う女子高生

話し合う女子高生

作者: つなまよし

A子「私は一人よね?」


B子「………」


B子「少なくとも私の目には一人に見えるね。」


A子「でも私は10人にも100人にもなることが出来るんだよ!」


B子「A子落ち着いて、そんなこと出来るわけがない。」


A子「いいや出来るよ。私この前テレビで、『国会議事堂前に10万人の人が集まった』ってニュースを見たの!」


B子「ああ、あのニュースね、でも実際には1万人ぐらいだったんでしょ?」


A子「つまりそのニュースに取り上げられれば私だって何倍にでも増やしてもらえるわけでしょ?」


B子「それは無理だよ。」


A子「な、なんで?」


B子「あの集まりはお隣の国の人達が関わっているからだよ。」


B子「お隣の国の人達が多く働いているようなテレビ局が自分の国の利益になるからああやってでっち上げるの。」


B子「そもそもあんた、この前総理大臣の事応援してたじゃない。それだと仲間に入れてもらえないよ。」


A子「え、そうなの?」


B子「あの人達は今の与党が嫌いだからね。」


B子「とにかくあの集まりに関わるとろくなことがないから。」


A子「それなら私は一人ででもデモを起こすよ!」


B子「何に対してのデモ?」


A子「隣のパン屋さん!毎朝焼きたてのパンの香りでお腹が空いちゃうの!」


B子「それじゃただの隣人トラブルだよ。」


A子「決めました!私は今日から隣のパン屋さんに対してデモをするよ!」


B子「やってもいいけどそんなのテレビ局は取り上げてくれないぞ?」


A子「もうテレビ局とかどうでもいいよ!私は自分のお腹のためにも断固として闘うよ!」


B子「あまりお店の人には迷惑かけないようにね。」


A子「うん!」





B子「お、C子からメール来てる。」


A子「ほんと?C子ちゃんなんだってー?」


B子「D子と一緒にパンを作ったから食べに来ないかって。A子もいくよな?」


A子「わーいくいく!なにパンかなー?」


B子「さあなー、C子ん家行きながら考えようか。」


A子「うん!あー楽しみだなー!」


B子「まあキムチパンは無いだろうね」

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― 新着の感想 ―
[良い点] 会話に深刻な重さも深さも何もないのが当たり前すぎて良い。 [気になる点] こんなキチンとした言葉使いの女子高生は絶滅危惧種。
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