第4話
「何これ・・・・。」
このメールを読み終わった後に出た言葉がこれだった。そして、何度も何度もメールを読み返した。どうやら、自分が何かに参加しいくつかのミッションをクリアし勝ち残ったら賞品そして、賞金1億!がもらえるらしいという事が分かった。
このメールの文中に出てくる贈り物とは何のことだろう?私は恐る恐る、ポストを見に下へ降りていった。
私は、ごく普通のマンション7階建ての2階に住んでいる。ポストは1階の玄関付近にある。階段を降りながら、あのメールの事を考えた。
冷静に。冷静に。
・・・・。やっぱり、怪しすぎる。絶対こんなの普通には起こらない。非現実的だ!
私は、階段を駆け上がり、玄関の鍵をかけたのを確認するとベットに飛び込んだ。
あのメールで、私の誕生日と私の電話番号を組み合わせた番号なんて存在するわけないし。何が目的でこんな事を?っていうかSIBって何者?質問ありまくりだよ~~。電話で直接聞くってちょっとやってみようかなぁ~。というか、その電話番号が実在するのか確かめてみよう。電話を手に取り、ボタンを押そうとしたところで、私の妄想が始まる。
ーー
この電話をかけた事で、私のマンションの地下奥深くに埋められた、爆弾のスイッチが入り、後十秒で爆発します。10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0,ドーン。
私は何も出来ずに、罪のないマンションの住人も皆死亡。
ーー
なんて事になるかもしれない。まずは情報を集めよう。私のほかに922人このメールを受け取った人がいるのだから。その人たちの意見を聞こう。
私は、簡単に朝食をつくり、何気な~くパソコンでSIBと打って検索してみた。
!!!!!!!! SIBのHP????
まさか、こんな簡単にヒットするとは・・・。そして、私はHPをクリックして開いてみた。