鬼ごっこ
さらっと更新しておきます。
「とてつもなくめんどくさい!」
正直言って休みたい!だって俺怪我してるじゃん。大目に見てくれないわけ?
いや、この会長さんがあっさり見逃してくれるわけないよなぁ
「めんどくさいならおとなしく捕まればいい話だろう」
「いや....確かに」
言われてみれば確かにそうだな。
命令されることなんてどうせ会長のことだし、なんか手伝えとか買ってこいとかパシリに使われるくらいだろうし、捕まってもなんも問題ないか...
「どうした?捕まる気になったか」
そういってさらに俺との距離をつめる会長
「そうだな...俺今怪我してるし、腹痛てぇし、休みたいわ」
そういって降参の意を示すように両手をあげる。
「なんだ、やけにおとなしいな。まぁいいだろう。俺に捕まったことをありがたく思うんだな」
そういって俺に手を伸ばしてくる会長...
「はーい、鴉紀くん降参しまーす..........
なーんてな!」
そういったと同時に俺は会長の伸ばしてきた腕の外側へとステップを踏み駆け出す。
「悪いな!簡単に捕まってたまるかよ!!じゃあな!」
走りながら会長にそう告げ、駆け出す。
どうやら会長は追って来ないようだった。




