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適当にぶらぶらと歩いていると、


「ラッキー、鴉紀みっけー」


「あ、拓人」


「おいおい、そんなに余裕ぶっこいてていいのかー?俺足早いよ~」


俺は思いました。

鬼ごっこはめんどくさいと。


「なー、もし俺が生徒会に捕まったらどうなんの?」


「どうなるって?」


「いやだって、捕まえたら生徒会になんでも命令できるんだろ?生徒会が生徒会に捕まったらどうなんのかなーと思って」


俺が話している間、素直に足を止め話を聞く拓人。

賢いわんこだな。


「それはもちろん、命令の権利はありますよー」


「そうだよな。うん、少しでも期待した俺がバカだよな。」


ここでふと気が付く。


「ん?生徒会で鬼じゃないのって俺だけだよな?」


「そうだけど・・・」


「はいはいはいはいはい、なるほどね、・・・ということでさようならー!」


非常にめんどくさいことが分かったからすきをついて逃げることにした。


「あっ!待てよー!」


足が速いだって?たいしたことねーな。


「これなら楽勝だな~」


「何が楽勝だって?」


「うわーお。これはこれは会長さん」


「話は聞いた。お前、傷は大丈夫か?」


そういいながらも俺に近づいてくる会長さん。


「言ってることとやってることとがあってないですよ~。そもそもあんたこういうイベントとか好きじゃなそうだし!」


「まぁ、好きではないが、お前に命令できるのは楽しそうだ。」



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