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まぁ、なんだかんだで支度を終え、挨拶とやらをすべく体育館に向かう。
ちゃんとかつら付けたよ。やつらにはさっそくバレたけど・・・。
俺らが行くと、すでに風紀委員がいた。
「体の調子はどうだ?」
「あの紅茶のおかげですこぶる元気だぜ!」
「やっほぉ~、鴉紀ちゃぁ~ん。」
「ばーか!よるな!来るな!」
こいつだけはまじで苦手だ。
こんなやり取りをしているうちにすでに司会のひとが話を進めていた。
「続いて、生徒会からです。お願いします。」
きゃああああああああああああああああああああああああああああああ
!?!?!?!?!?!?!?!!?
またかよ!もういいよ!この件はよぉ!!
ていうかどっからこんな声出てるんだよ!?
「静かにしろ。」
しーーーーーーーん
さすがですねー。
「突然だが、新しい生徒会メンバーを紹介する。」
(だれだろう)
(かっこいいのかな)
そんな声がちらほら聞こえる。
どーせかっこよくないですよーだ。ふん!イケメンなんてくそくらえ!
イライラしたまま壇上にあがりマイクを手にとる。
「生徒会会計になりました。黒主鴉紀です。
他の生徒会のメンバーに比べるとごみのようにブサイクですが、
たぶん、副会長よりは使えると思います。精一杯、務めさせていただきます。よろしくおねがいします。」
最後に最大級の笑顔を振りまいてやった。もうやけくそだ。
((((かっかわいい///////////)))
会場にいたみんながそう思った瞬間だった。




