はじまり 2
―――――――――――聞こえるサイレンの音―――――――――――
―――――――――――捕まる俺の友達――――――――――
―――――――――――最後に見えたあいつの視線――――――――――
「はっ!!」
夢だった。零牙が少年院をでたとういう噂を聞いてから1日がたった。どうすればいいのか分からない。俺はいったいどうすれば・・・
「おきた~?」
「あぁ、今起きた・・・?っておい!!なんでお前がここにいるんだよ!!」
俺の横で寝ているのは、生徒会副会長である遠矢拓人だった。
「なんでって・・・同じ寮だしー。」
「鍵かけたぞ!!」
「フッフッフッ・・・副会長の権限ー。」
「くそ!!ずるいぞ!!」
「いいだろー・・・てか、鴉紀お前ほんとは赤紫だったんだな・・・。」
「は?何が?」
「髪の毛。」
「・・・。・・・ってあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
まずい!!見られた!!終わった!俺の人生終わったぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「でも、そっちのほうが綺麗だぜ。」
チュッ
「なにしやがんだこのヤロー!!!とりゃあ!!」
とりあえず、ベットから落とすぜ!
「何すんだよ鴉紀ー、痛いだろ!」
「お前が悪い。くるぶし爆ぜろ!!」