はじまり・・・2
ステージの上に残された、迅はさわやかではない笑みを浮かべている、と思いきや、
「よーするにー、風紀を乱すなってことだよねー。」
うん、説得力ね―な、ここの学校の風紀委員は、これなら別に裾だしたってピアスしたって何もいわれーな。 迅は、いかにもって感じの格好だ。ピアスはしていないが髪は少し長めで赤紫って感じの色。雰囲気はチャラチャラした感じ。
風紀委員なのにそんなんでいいのか?と思う。
そんなことを考えているうちに迅はステージをおりた。
「続いては、生徒会からです。生徒会のみなさんお願いします。」
・・・。
「「「「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」」」
?????
なんだなんだなんだ?男のむさくるしい声が体育館にこだまする。すっごく気持ち悪い。鳥肌が・・・
俺は耳をふさぎながら周りを見る。みんなステージの上に釘付けだ。
女子かおめぇーらは。
そんなことを思いながら俺も前を見る。
うん。意味がわかったよ。おめぇーらが騒ぐ理由が。
ステージの上にいるのは、美形、美形、これまた美形。
くそ、この学校にはなぜこんなにも美形がそろっているのか・・・。
「俺たちが生徒会だ。」
美形の一人がそう言う。
「こんにちは。僕が生徒会の書記と会計をしている暁千里です。よろしくお願いします。」
千里っていうやつは背が低く、目がくりくりしてて小動物みたいだ。
「やっほー、みんな元気?副会長の遠矢拓人だよー。盛り上がっていこー。」
軽いかんじの拓人って人はチャラ男だな、ピアス多くね?
「最後に、俺が生徒会長の須藤瞬だ。よろしく。」
うん。なんでこんなにもかっこいいやつあつまったのか不思議だ。
生徒会のメンバーは自己紹介だけするとステージを颯爽とおりていく。
挨拶だけでいいのか・・・ほかにやることあるんじゃないのか・・・
そうこうとしてるうちにあっという間に入学式は終わった。
あとは、クラスでの自己紹介だけだ・・・。
こういうのは、はじめが肝心だ。この自己紹介でその先の俺の人生が決まると思っている。
大切に・・・平凡な人生を送るために・・・
成功させなければ・・・
つたない文章ですみません。
こんなものでよろしければどうぞこれからもよろしくお願いします。