危なかった
「...さん...和琳さん....和琳さん、起きてください」
目を閉じて力尽きてしまったみたい。
私は救護室のホテルのようなベッドに横たわっていた。
「せんせぇおはようございま....ふぁああ....」
言い切る前にあくびがでちゃった。
昨日いっぱい泣いたからかな....。
「1時間くらい寝ていましたよ」
先生の指さす先の時計は10:30を指していた。
「だいぶ体力を使ってしまったみたいですね……」
「せんせぇ、私は...?」
少し目線をそらした感じで
「和琳さん、さっきの授業のこと、覚えていますか?」
私は先生にいつもよりも攻撃力が高かったこと、その後急に力が入らなくなったことを話した。
「それはきっと、暴走状態にあったのだと思います、今の和琳さんは闇堕ちしているので」
「先生、な、なんでそれを」
焦った。
なぜかはわからないけど
「ご両親から本校に連絡があったので」
あ、なるほど
「でも無事目を覚ましてくれてよかった」
そういいながら先生は私のそばに来て、私の頭をなでてくれた。
なぜだろう
妙になつかい感じがする
遠い昔、同じようになでられたことがあったような......。
「和琳さん、腕を上げたりできるみたいね」
そういえばさっきは上がらなかったけど、今はいつも通り上がるようになっている。
「魔力が回復してきたみたいですね、そうだ、これをつけてください」
そういいながら先生は私の手首にエメラルドグリーンの宝石のような装飾のあるミサンガをつけてくれた。
「これは暴走状態になったとき、一時的に魔力を鎮める道具です、暴走状態で長期間いた場合、最後はどうなるか、授業で習いましたね?」
お、思い出したくない。
暴走状態: 自分自身で魔力を全くコントロールできなること、無差別に攻撃魔法を撃ったりして非常に危険、人格までもがかわってしまい、最終的には.....思い出したくない。
「は、はいい..」
「私は和琳さんにそうなってほしくないのです」
「はい先生!」
「いいお返事です」
次の瞬間、廊下を全力で走る音とともに、扉が「ガラガラガラドスン!!!!」と勢いよく音を立てて空いた。
そこにいたのは.....!
「」




