21 掃除
三棟のログハウスを数日掛けて掃除して行った。管理人さんが掃除して綺麗にはしてあったが、長く使ってないと、いろいろ不具合も有るだろうと思いお風呂やエアコン、洗濯機とIHコンロ、冷蔵庫がきちんと機能するか等のテストも含めて、掃除して動かして見てみた。
どれも正常に作動した。管理人さんがエアコンの掃除もしていてくれた様で、中もとても綺麗で作動初めのカビ臭い嫌な匂いも無かった。
大瀬さんがどれ程働き者だったのかが伺えた。人を雇うなら大瀬さんのような人がいいな。
冷蔵庫は誰も使わない期間が長いので、電源が切ってあった。コンセントを差して、冷凍庫に氷が出来るかも確認する為一日電源入れっぱなしにする。
電気代が要らないのだから、コンセント差したままの方が直ぐに使えて良いんではないのかな。それでも何年も使わないなら抜いたままの方が安全ではあるか。
小と中の大きさのログハウスはロッジとして、大きなログハウスはコテージとして貸し出せばいいか。大きなログハウスには食器棚と、食器類も三十人分程と鍋やフライパン、調理用品が揃えてあったから、エルフにもそこの食器を使って料理が出せたのだ。
私が使う分は百円ショップで幾つか買ってきた。鍋とフライパン等はお婆ちゃんが使っていた物を少し持参した。
ログハウスを識別するのに呼び名を付けようと思う。大中小でも良いけど、ABCで識別する事にした。大きいのがA、中位のがB、小さいのがCだ。
バンガロー、ロッジ、コテージは装備してあるもの等で呼び名が違うようだが、一律ロッジとして、ロッジA、ロッジB、ロッジCと呼ぶ事にした。
ロッジの前に倉庫にあった板や杭で看板を自作した。ペンキを見つけたから作ってみたのだった。
大きいログハウスにはロッジA、中位のログハウスにはロッジB、小さいログハウスにはロッジCの看板が分かりやすい位置に立っている。
作るのよりも看板を立てる方が難しかった。木の杭なので、いつかは朽ちるだろうが、その時はまた考えよう。
四日掛けて掃除がやっと終わったので、今日はお休みの日だ。
昨日買い出しにも行ってきた。水も運んできた。
飲める水が出るようになったが、多分あれ魔法か何かで出るようになってる筈。だって、工事したのがエルフだから。
水はもうあるから要らないと言えば、どうやって水を手に入れているか聞かれる筈だ。良い言い訳を思いつかなかったので、今回はいつものようにポリタンクに水を貰って運んで来たのだ。
おにぎりを握って簡単なお弁当を作り、今日は山に登り景色を楽しんだ。やっぱりここに家が欲しいな。大きな掃き出し窓の所に寝椅子を置いてこの景色を眺めながらぼーっとしたい。夜そこから星空を眺めるのも素敵だろうな。
帰りはあの湧水の所を少し見て帰ろうと立ち寄った。
分かれ道を湧水の方に入ると空気が変わった。
滝の手前に何か見えた。近づくと、それは地面に横になっている小さな女の子だった。
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