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短歌

空白のわたし

作者: 三隅 凛

わたしのものにはちゃんと名前を書くのであなたの表面はきれい


わたしのことをわたしと思っているのはわたしだけなので助けて


何もないかもしれない公園にも僕が居てやっぱなんにもない


電車からずるずるずると人が出てくるプラットホームはまだ夢


ショートケーキのいちご以外をいじめる銀色は屈折 鈍いね


浸透圧の関係でぼくから抜けていくたぶん善いものばかり


わたしにだけ実在する月が毀れる音は変哲なリフレイン


青い花は何を喰って咲くのか貴重なきれいな憂鬱などを


遠くでまろやかそうにしてる 満月かどうかはこっちで決めます


はばたけずに漂う僕の言葉は(意志ではない)たまにちょっと浮く

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