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転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文六年(西暦1537年)
8/44

坊主憎けりゃ獣耳

転生者は重度のバカ野郎です

   天文六年 六月 ハゲが多い日

 なんか先日に鶏に経を唱えた坊主がなんか自慢げに吹聴したらしく、坊主の集団がやってきた。

 なんか葬式には徳の高い坊主が云々と喧しかったが、とりあえず鶏塚?に案内してなんかおかしいと坊主共が戸惑い始めたところで庭で飼ってた鶏が死んだので経を唱えさせたと言ったら紛らわしいと逆切れしてきた。

 徳が低いからあんたらには頼まなかったんだよと煽りつつ、うちが世話になってるらしい寺の人を呼びようやく追い出した。

 道を歩いてた適当な坊主に頼んだせいでその坊主の上役がこれ幸いと口を突っ込んできたらしい。

 後から変な因縁つけられても迷惑なので動物を供養する徳の高い宗派だと適当に言いふらしておく。そして飼ってた犬が亡くなったので悲しんでた近所の婆さんに供養代を肩代わりしてやるから供養するように勧めておいた。

 あれで文句言ってきたら全力で潰そう。


   天文六年 六月 雨が続く日

 傘を差して紫陽花が綺麗に咲いたという場所を見に行くが雨がひどいので見栄えが良くない。

 新しい傘を買ったからと言ってこんな日に出かけるんじゃなかった。

 仕方がないので商人の所に顔を出していたずら用の玩具を注文する。

 頭おかしい奴扱いするのは別にいいけどそれ目の前でいう事かね?


   天文六年 六月 じめじめする日

 朝廷の蔵書を読む許可が出たので朝廷に行った。監視はいつものおっさんだ。この人暇なのか?

 途中でここを通りたければ一曲奏でろという謎の要求にうろ覚え曲を一曲演奏して実は私が案内人だとかいうのは卑怯じゃね?

 朝廷の蔵書は持ち出し禁止なので適当に読んでみるが特に興味を引くような内容はない。

 蔵書の割に分類が結構適当で図鑑のようなものがなかった。

 というか本読みに来たはずなのになんでここの片付けしてるんだ?

 あと隠れて覗いてる女性陣が女物の服が似合いそうという恐ろしい会話をしていた。

 朝廷に行くのやめよう……。


   天文六年 七月 朝廷に呼び出された日

 なんと俺の研究?が実を結び御門に呼び出された、

 何の研究なのかさっぱりだったが話を聞くと脚気の原因と対策を発見したことが理由らしい。

 ……あれの観察記録は朝廷に提出してないし、途中でまとめるのに飽きて放置してたのだが誰かが完成させたらしい。父がドヤ顔してたのでおそらく父が原因だろう。余計なことしやがって。

 帰ってから俺の雑記した紙を確認してみるといくらかなくなってることが判明。

 嫌がらせに父の酒を煮込んで酒気を飛ばしておこう。


   天文六年 七月 ハゲの論争が五月蠅い日

 なぜか知らんが最近、坊主達が坊主同士で口喧嘩してるのをよく見る。

 なんでも動物へ供養することが徳が高い事なのかどうかとか人の供養が優先することだとか意味の分からん闘争だ。

 商人に面白半分で作らせた動物の耳の形の頭飾り(犬と猫の違いが判らないというか同じじゃないか?)を白熱した論争の坊主たちの間に「ならば動物になり切って考えてみよ!」と割って入り坊主に着けてみたらなぜかグダグダになって論争が終わった。

 何がしたかったんだあいつら?

大昔から獣っ娘萌えとかやってるのが日本です


守矢の曲って個人的に好き

過去の世界でも弾ける曲ってどんなのがあるんだろうね?

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