天下一武道会
絵巻物みたいな映像が進みながら童謡が流れる恐怖の夢を見ました。
今考えるとアレただのEDでは?
天文八年 七月 勢いの日
武天老師の像を作って自称将軍に売り飛ばそうと画策してると、商人にとある人に会って欲しいと呼び出される。
四角だか八角という大名だそうだ。あまり詳しくないが将軍家の後ろ盾とかで三好と争ってるらしい。
要件は手を組まないかとあと娘と結婚しないかみたいな内容だったらしいが、像を完成させる方が重要だったので断った。
というかなぜかうちに来ていた酔いどれのおっさんが追い返した。
後日、わしが連れて行くみたいなこと言ってお追い返し…あれ?これ追い返してなくね?
天文八年 七月 天下一武道会(剣)日
数が多かったのか予選が終わり、ようやく本戦となった天下一武道会。
どっかで見た変な仮面の剣士が仮面を割られて気絶するという事故があった事以外はおおむね暑苦しい戦いだった。
一戦ごとに賭場の責任者の癖に賭場に出禁になった駄目なおっさんを使って、どっちが勝つのかの賭けをやってたのがバレて売り上げのほとんどを分捕られた理不尽。
天文八年 七月 天下一武道会(槍)日
自称将軍に像を売り飛ばした次の日におっさんに連れられて、話半分で聞いていたが息子予定に何する気だみたいな内容らしい。
意味わからんので途中で中座して勝手に厨房でパンを切って溶かした卵につけて焼いたおやつ持ってを戻ったら大体の話は終わっていた。
その後はおやつを酒の当てに取られたことを除いて、おおむね和やかに槍の名手同士の戦いを観戦した。
なんで戦う前に何処何処一の槍使いとか名乗るのだろうか?顔を売ることが目的なのかな?
天文八年 七月 天下一武道会(素手)日
武器を使わない事と陣地から出るか倒れたら負けというわかりやすい条件のせいか一番盛り上がっている気がする。
こっちは分かりやすく叩き合ったり投げたりしていて素人目でも勝負が分かりやすいのが原因か?
盛り上がったのが七尺はありそうな大男を五尺ぐらいの男が投げ飛ばした時だろう。疲れたのか次の試合で順当に負けていたがああいうのを見ると野蛮な戦いでも策を巡らせるのが有効だとわかる。
天文八年 七月 天下一武道会(終了)日
大会が終わった後、宴会をするというので潜り込んだらなんか殺伐としていた。
空気が悪いので巻き込んだ猫と蛙と共に寸劇でどうにか空気を和らげて、宴会らしく負けた恨みは酒で潰してしまえと飲み比べに発展した。
思ったよりもうまいものはなかった。
天文八年 八月 母の日
は?母の中に子供が…!?
さあさあ、西から出てきたのは己の剣はどんな相手も吹き飛ばすと豪語する猛者!東から出てきたのは剣において己に適うものなしと謳う剣豪だあ!さあさあ東西どっちが勝つか張った張った!掛札は片方だけで一人三枚までだよ!双方の名乗りを聞いて決めるのもよし!見た目で決めるもよし!掛札は試合ごとに買った方だけ倍にして返すから毎度返さないと損するよ!
飛「みたいな事がありました」
兎「晒すの止めろ」
飛「次は天下一武道会で独白やろうかなと思います」
兎「ホントか?」
飛「やっぱしないかも」




