失敗作
1日絶食して次の日めっちゃ食うから太りました
天文八年 五月 絡繰りの日
こういうのがあればいいなと投げやりな事を言ったものがなぜか実現された。
想定してたよりすごく小さいが。
火で水を温めて、湯気で回し、永劫回転によって生暖かい風を送り出すという失敗作だ。
これ湯気をこっちに流してるだけだから普通に扇で仰いだ方がマシだな。
湿気で別の意味で暑いし。
これどうしようかと考えて、製作費出してくれと朝廷に提出することにした。
変なもの送ってくるなと怒られるかなと思ったが意外と受け入れられてた。
なんだこの珍妙なものは?といった感じだったようだが。
天文八年 五月 (汚れて読めない)日
母様に太った?と聞いたら地面の染みにされた。
天文八年 五月 相談の日
蛙君の知り合いから相談を受けた。
なんでも猫にウサギが襲われるらしい。食われたのは一羽だけとはいえ無残な姿だったためにこれ以上の被害を出したくないらしい。
そりゃそうだろとしか思わなかったが、どうにかしてくれと泣きつかれてもどうしようもないと思う。
一緒に犬でも飼えばいいのかもしれんが、前に犬がウサギ食ってるの見たことあるし意味ないか。
猫避けに水堀でも作れば?と投げやりに言ってお帰りになって貰った。
天文八年 五月 苦情の日
なぜか猫かぶりの件で苦情が来た。
猫の所では猫はウサギを襲わないのにとか滅茶苦茶文句言われた。知らねえよとしか言いよう無いのでそう答えたら発狂していた。
うちでも猫は来るが猫がウサギを襲う事はない。ちょくちょく献上される鶏の肉のあまり(骨についてるあれ)をやってるからだろうか?
天文八年 六月 将棋の日
蛙君と将棋をして勝率は半々ぐらいだったが最近負け越すことが多くなってきた気がする。
最初は勝ち越していたのだが堅実に突き崩してくるから本気で苦手だ。
単純に数手先読まずに打ってるのが原因だろうけども。
飛「昔飼ってたネコはスズメとか食ってたのを見たことあります」
兎「猫に鳥の骨って駄目じゃなかったっけ?」
飛「あれ油が駄目なんじゃないかな?それ系だと魚の骨もダメらしいから小骨とか割れやすいのが駄目なのかも」
兎「脆いのが駄目なのか?」




