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転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文七年(西暦1538年)
25/44

巻き込まれた話

感想「竹刀って柳生さんが使ってたよな?」


兎「時代的にこのくらいに使い始めたらしいです」

飛「!」

兎「……余計なこと思いついた顔してる」

   天文七年 十月 蕎麦の日

 そばを食っているとそばの餅みたいなのが酒と一緒に売れているのをよく見る。

 バカ(借金返済はまだ)の言い分では意外とうまいらしいので食べてみる。

 がっつりとした感じだけど意外といける。

 きっかけがバカというのはむかつくが蕎麦の普及にはなるんじゃなかろうか。

 うるさい父親を撒いてきただけの価値はあったと思う。

 まあ、すぐに見つかって連れていかれたのだが。

 いったところで碌な話じゃなかったのでそのまま逃げればよかった。


   天文七年 十月 無関係なのに巻き込まれた日

 男の娘に和歌でボコボコにされていたら浪人みたいなのに呼び出された。

 怪しかったので無視して帰ろうかと思ったがどっかで聞いたような道場の名前を出されて何となく思い出した。

 前に自称将軍に紹介した道場のものらしい。

 無視しようかと思ったがなぜか男の娘がやる気出してるので引きずられていった先では、前に見たことあるような道場と知らん侍どもが竹で作った刀について道場同士でもめていた。

 話がややこしいので簡単にまとめると

 ・竹の刀は我々が生み出したものなのに勝手に真似した

 ・しかもそれを将軍に売り込み報奨金を得ていた

 ・責任とって切腹しろ

 というわけである。

 死ぬほどどうでもいいので男の娘の家柄を盾に煽ったらなぜか試合で決着付けるように男の娘が全部持って行った。

 あれ?これは俺がただの嫌な奴じゃね?


   天文七年 十月 試合の日

 道場同士の試合がある日は行くの面倒だから無視しようと思ったがノリノリの男の娘に連れられて行くことになった。

 男の娘がいるのはいいとしてなんで蛙君もついてきたのだろうか?

 暴走するから?なら暴走してる男の娘止めてくれといったがいい笑顔で無視された。

 それはさておき道場同士の戦いは口をはさんだ結果、罪人を竹刀で同じところを叩いてその怪我の度合いで竹刀の報奨金を貰えるという話になった。

 正直なんでこうなったのかよくわからないが竹刀の性能で勝負したらという一言が余計だったのだろうか。

 結果はよく知らん道場の方が怪我してないという事になりそっちが勝利。

 遺恨が残るのでどうしようかと思ったらいつの間にかいた自称将軍が各々の道場の剣士一人を天下一武闘会を本戦に予選無しで参加できるという事で収めた。

 なんでお前が収めるんだよと軽く蹴り飛ばしたが蛙君と男の娘にどつかれた。

 面倒事を引き起こすなという事らしい。

 なぜに?


   天文七年 十一月 お礼の日

 男の娘に勝手に家の名前使った詫び入れろと脅されたので、特に詫びになるようなものはなかったので新しいチビを差し上げて許して貰う事に成功する。

 ところで大体の貴族の家で飼われ始めてる兎が増え過ぎた時どうすんだろ?

 ……ま、肉にもなるし気にするだけ無駄か

イメージ

どうしますボス

話は聞かせてもらった


意訳感想返しコーナー

兎「さくさくいくぞー」


ウサギの足型をとろうとした?


飛「これはたまたま兎の足跡が付いた紙を勿体無いからそのまま手紙にしたらなぜか人気になったというアレです」

兎「抜粋されてる以外にもいろいろ起きてるって例だな」


おっさん未来人なのに自分のことは棚棚上げか?


飛「これ実際起きてる事と日記とが乖離してるパターンです」

兎「親に日記等を確認されるので未来人とわかるようなことは書き込みはしないようにしてる」

飛「まあ母親が英語聞いて薙刀持ち出して切りつけてくるからな」

兎「母様の設定どうなってんの?」

飛「さあ?」


はちみつ献上されても親に取り上げられそうな気がする


兎「そこは上の方へ横流しして儲けるためのものだし」

飛「なお献上品は来ているが気が付かないうちに両親に利用されてます」

兎「嘘だろ!?」

飛「結構そういう事ある」

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― 新着の感想 ―
[一言] はちみつと卵があるんなら、豆乳使ってプリン作ってみたくなる。牛乳は流石にハードルが高そうだ。まあ、普通にメレンゲ作って(茶筅があるなら卵白くらい泡立てられるだろう)小麦粉と蜂蜜混ぜて竈はある…
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