博打の話
キリがいいであろう天下一武道会終わるまでどっかの賞には応募しない方針でやっていこうと思います。
天文七年 八月 博打の日
裏路地のガラの悪い地域というものがある。
ガラが悪いというより人相が悪いというべきか、たまたま倒れてた顔が怖いジジイにそこら辺の野草を煎じて飲ませたら元気になった瞬間連れ去られた。
騒ぎまくったが抗えず連れて行かれた先はガラの悪いのが集まる廃寺だった。
何かと思ったらそいつらに仕事と飯を与えてまとめ上げてるジジイだったらしい。
売られるのかと覚悟したがどうも違うらしく、仕事はないかとお願い――いやあの顔でやられると脅迫だな――脅迫された。
そんなこと言われても全員雇える仕事もないし金もない。上の連中はこういう奴ら毛嫌いしてるから頼んでも無駄だしどうしようもない。
それ言ったら八つ裂きにされそうだなと半ば諦めていると偶然賽子が目に入ったので博打で稼げばと投げやりに言う。
こんな所に客は来ないと言われて(そりゃそうだ)。いくつか忠告と遊戯を教えて開放してもらう。
あー、怖かった。
天文七年 八月 うまくいかない日
いろいろ作ってるが熱を走力に変えるのがうまくいかない。
動きはするが重くて動かないと言えばいいのだろうか軽くし過ぎたら壊れるし難しい所だ。
天文七年 八月 勝負の日
蛙君と蹴鞠で勝負していたらいつの間にか男の娘が来たのでそのまま勝負に混ざり、雑談しながらやることになり勝負がグダグダになった。
それはいいのだが、帰りにこの前のガラの悪い奴らが賭博大会を開いていた。
ホントにやるのか。そしてなぜ混ざってる自称将軍よ。あんた普段何してるんだ?
天文七年 九月 子分が出来たらしい日
死ぬほど眠いので二度寝しようとしたらこの前のガラの悪いのが金持ってやってきた。
家バレてる怖いと思ってたら、なぜかその金渡してきた。
賄賂かと思ったがなんでも将軍に口きいて賭博場を開くことが出来たとかわけわからんことを言い出した。
それで有名な奴の名前が欲しいと考え、俺を訪ねて来たというわけらしい。
なぜそこで俺の名前を使おうと考えたんだ。
俺はまだ元服してねえよと断ったが、すでに勝手に名前を使っているとの事。
こいつら潰した方がいいかもしれん。
むかついたので将軍御用達と賭場場の看板に書き足しておく。
自称将軍がいるし多分問題ないだろう。
ついでに自称将軍を負かしまくって責任者に仕立て上げた。これで責任はこいつになるな。
飛「家の関係でいうと兎家『改革』、蛙家『中立』、男の娘の家『保守』になります」
兎「保守が最大派閥かな?」
飛「派閥としては上から下まで幅広い『中立』が最大で、上層部に多い『保守』、木っ端が多い『改革』かな」
兎「それ筆頭がうちか」
飛「なお今回の件で『改革』からも嫌われました」
兎「そもそもそいつら味方なのか?」
飛「勝手に味方だと言ってるおこぼれ狙いだな」
兎「いてもいなくても同じじゃないかそれ?」




