朝廷との話
天文七年 六月 呼び出された日
いきなり正式な呼び出しがかかった。
いつもは私的な呼び出しで演奏させる癖に公的な呼び出しされた。
絶対面倒事なので逃げようとしたらそのまま連れていかれた。
世界は理不尽である。
話を聞くと俺の落書き計画についての詳細を聞かれた。
…なんで知るはずがない朝廷が知ってるんだよ怖い。
概要として考えている中身を話して解放されたが、どうも考えてる意識が違うのか考え方が異端みたいだ。尤もいつもの行動のせいで変な奴で認識が固定されている気がするから被害はないような気もする。
天文七年 六月 雨のひどい日
雨がひどいと雨漏りするので困る。
起きたら畳が水浸しになっていた。マジでどうしようこれ。
いろいろやりすぎて正直金ないんだよねえ。
いやほんとどうしようこれ?
天文七年 六月 晴れ間の日
しばらくぶりの晴れなので大工に雨漏り直せと依頼したが五月蠅い事に上位貴族が割り込んできたので後回しにされた。仕方がないので上位貴族の家の前で全力で呪う。
その後帰って屋根の修理を自分でした。
が、次の日普通に壊れた。
天文七年 六月 買い物の日
珍しいものを手に入れたとか嘯いている変な奴がいたので商品を見てみると
・タツノオトシゴの干物
・変な鉱石(光るらしい)
・謎の草(そこら辺の雑草に見える)
・石の骨
なんだこの売り物。すごいものとゴミが混ざってる。
買いはしないけどどっから入手したんだろ?
特にこの石の骨どこの骨なのか全くわかんないが何だこの骨?というか本当に骨なのかこれ?
天文七年 七月 蛙君の所に遊びに行った日
蛙君と勝負してたらお偉いさんの息子を紹介された。
女装してるけど。うちはそこまで余裕がないからやらないが格が高い所だとよくやってるようだ。
どっかで見た気がするけど多分気のせいだ。蛙君に全部ぶん投げて逃げようとするが逃げ切れなかった。
お互いに自己紹介して(礼儀守ったらなんか蛙君が驚いてた。あいつあとでシバク)、縁ができてしまった。
なんか変な運でもあるのだろうか。
どうでもいいけど男の娘、歌合強い。
これが教養の差か。
意訳感想返しコーナー
『母の匂い袋の中身は?』
飛「特に考えてないけど兎が生まれた日が梅が咲いた日なので梅で」
兎「変な設定今作ったな」
『何で貴族(公家)に生まれたんだこいつ』
兎「本当になんでなんだろうな」
飛「武士になるのが王道なので外したかったんです」
兎「確かに戦国時代辺りの転生は大体武士だな」
『書籍化するなら絵本みたいな感じかな』
兎「そもそもどうやったら書籍化するんだ?」
飛「知らね。正直この作品書籍化向いてないんだよなあ。それこそ絵本みたいな感じじゃないと」
兎「書籍化無理そうだな。絵描けるなら描けば?」
飛「棒人間が限界ですが?」
兎「それじゃ無理だな」




