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転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文七年(西暦1538年)
18/44

偶発的な通過点

少し前の話


変人「あなたは神を信じますか?」

飛「一秒につき一万くれるなら信じてやるぞ?」

変人「あなたは信心深い人ですね。失礼しました」

飛「何だったんだあいつ?……信心深い?」


何だったんでしょうかあの人?

   天文七年 四月 茶飲みの日

 蛙君と偉そうな茶坊主の下で茶飲み話をしていると最近噂になってる天下一武道会の話題になった。

 将軍がいろいろやってるのは構わないがそれで朝廷がないがしろにされるのではないかとウダウダうざいものである。

 それなら朝廷は朝廷でなんかやればいいじゃんと言ったが何をしろというのだ!とキレられる。

 蛙君は運営側じゃないだろと思ったが面倒なので口に出すのはやめておく。適当に天下一武道会が武の才を競わせるのだからそれ以外の才を競わせて認定すればいいのではないかと適当に言っておく。

 なぜか睨まれたが知った事ではないな。行儀が悪いとか言われたが作法を守る場でもないだろと言ったら茶坊主がキレた。

 そして追い出された。解せぬ。


   天文七年 四月 匂いの日

 適当に花びらを集めて乾燥させて匂い袋を作ってみたが香りがいまいちだ。

 ほんのりとした香りもしない。

 香木は高いし花で作れればいい金になると思ったが、そうそううまくいかないようだ。

 母様が作ったものはきちんとしたものになっているのにいったいなぜだ?

 それを売ろうかと思ったが母様は売る気がないようだ。

 知り合いにあげるより売り物にした方がいいくらいの出来だとと思うのだが……。


   天文七年 四月 完成の日

 鋳物師が作った部品を集めた荷車改がヤバい。

 同じ重さの荷を運ぶのに労力が半分以下で済んでいる。同じ重さの荷物を載せた荷車引く牛が軽い事に驚いていたぐらいだ。

 良さげなので御門に献上するように交渉し、御門に献上されるものは売れると喜ばれたが無償でやると付け上がるので代わりに売上の一割の献上で手を打つ。

 いつもの商人にも話を通しておけば販路とかは問題ないだろう。


   天文七年 五月 絵描きの日

 あちこち旅してるとかいう絵描きの一派と偶然顔見知りになった。

 道端で風景を描いていたら話しかけてきて、それもまた良しと言って勝手に納得してる変人である。

 芸で生計立てている人間にまともなのいないのか?

 絵が描き終わる頃にこの前の文句付けてきた人が師匠!とか騒ぎながらやってきて人の顔見てあの時の!よくも!とか騒いで掴みかかってきた。

 と思ったら変人が暴漢を捻り上げて叩きのめした。よくわからなかったが腕だけで暴漢の全身を制御しているようにも見えた。

 弟子が迷惑かけたとの事で今度京に来た時に教えて貰えることになった。

 ところでこの破られた絵どうしようかな?

飛「こんなよくわからん作品もいつの間にか総合評価が4000超えてる……」

兎「ありがたいことだな。はよ続き書いてやれ」

飛「リアルの仕事があるんで無理」

兎「更新は?」

飛「定期的に続けます」


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