表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生戦国貴族日記抜粋  作者: 矢口飛雨僧
天文七年(西暦1538年)
16/44

兎と蛙

地球の肺とか言うけどあそこ木々が密集しすぎて世代交代が起きてないから消費量の方が多いらしい

   天文七年 二月 蛙が来た日

 最近ちょくちょく蛙が来る。なんか毎度毎度競うか、ゲロゲロ鳴きながら貴族の嗜みだか何だかを説教してくるので蛙君と呼んだら定着した。

 というか親の楽奉行が嬉々として広めて、恋文?に蛙の君と書かれていたらしい。腹抱えて笑ったらしばらく追い掛け回された。文句は親に言えよと言っても元凶はお前だろと聞いてくれなかった。

 因みに自分は文通相手からは兎の君呼ばわりされている。

 手紙の余白に白いのや茶色いののを絵を描いてたせいだろうか?

 兎って似合わない気がするが母様が気に入ってるらしいので何とも言えない。


   天文七年 二月 改良した日

 鋳物屋にこれ無理だろという話をこうすればいいだろと騒ぎまくった結果、すごいのが出来た。

 名前を「輪廻永劫」と名付けようとしたが不評だったので「軸受」という名前になった。

 これ金属の癖に外と内側で別部品となっていて別回転できるのでいろんなものに応用できそうだ。

 今は結構大きなサイズだがこれを適正の大きさで、さらに構想中のあれが完成すれば「孤独の牛車」も夢ではないだろう。

 動力の問題を解決しないといけないが依頼の物が出来れば…できないかもしれない。


   天文七年 二月 蛙が鳴かない日

 鋳物屋でごちゃごちゃやってたらなぜか蛙が来た。

 無視して話を進めたらなぜか話に入ってきた。暇なのか?と思ってたら意外と構想中のアレがうまくいくような構造を考えてくるあたり、もしかしてたら友達になりたいだけだったのかもしれない。

 それ言ったらゴミでも見るかのような目で見られたが。


   天文七年 三月 毛玉の日

 昼寝して起きたらチビがまとわりついていた。

 というか顔を蹴られて起きた。

 これだけ人に慣れたなら催促してくる奴らにくれてやっても問題ないだろう。

 捕まえようとしたら逃げる逃げる。そういえばチビにはなぜか白いのがいないがなぜなんだろうか?茶色の方が強いのかもしれない。

 最終的に母様が全部捕獲していた。自分の頑張りはいったい?

飛「読み返したら鳥獣戯画っぽい話してたんでつい書いてしまった」

兎「兎ってがらじゃ――なんか名前変わってる!?」

飛「今後はこれで行きます」

兎「まだ続くのか?」

飛「感想来るからしゃーない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ